手仕事の魅力
いかにデジタルが発達しても、絶対に越えられない領域があるのでしょう。そこにはおそらく科学では解明できない「ぬくもり」とも言うべき不思議な魅力があります。
合理化と均一化の波は、誰でも容易に安価に手に入れる事を可能にした一方で、失うものも多くあったのは様々な業界で顕著に現れています。わがままな事に、量に満たされそれが飽和状態になった途端、妙に手仕事の非合理的な魅力に魅了されてしまうのです。
そしてサインペインティングもまた、まさに芸術とも呼ぶべき禁断の技法なのです。
サインペインティングとは
サインペインティングとは文字やシンボルを手描きで直接描く技法の事。要は昔の看板屋さんが用いた手法です。ただその歴史は世界的にとても長く、技法といっても教書もなく職人達が子々孫々と伝え確立してきたものでした。
中でも有名なものはカリフォルニアに多く存在する看板たちですが、それはやはり「看板」としてのサインやロゴによって個性をアピールする必要性のあった時代に、それを支えるサインペインターたちが多く集まり栄えたという文化的背景があるのでしょう。
しかし本場アメリカでも80年代に入るとデジタルとプリンターの発達と、カッティングシート等の登場によりハンドクラフトの技は大きくその数を減らしてしまいました。
ハンドクラフトの再興
日本では余り馴染みのないサインペインティングですが、その一部は車の世界、特にアメ車やバイクのヘルメット等の装飾の世界ではピンストライプと呼ばれる細長い線だけでデザインを構成する手法とともに生き続けてきました。
アメ車にピンストライプと言うとちょっとロックでファンキーなイメージですが、これはサインペインティングの数ある技法のひとつにしかすぎず、レタリングやエイジング、ゴールドリーフィングにスピニングなど、サインペインティングには表現に応じて様々な技術が盛り込まれるまさに技術の結晶です。
そして今まさに新たにこの手描きの文化を建築に還元しようという機運が高まりつつあります。元々建築の世界から派生したこの技術の良さが再認識され、古き良き「ぬくもり」を個性として取り入れるこだわり派が増えてきました。
個性を発信しよう!
こちらのサービスは、経験豊富なサインペインターがあなただけのオリジナルのロゴやサインを手描きしてくれるサービスです。
最近では店舗のロゴやサインにサインペインティングが用いられる事が多くなってきましたが、飲食店やショップ、オフィスの顔となるドアや看板に、オリジナルの文字とデザインを刻んでみてもいいんじゃないでしょうか。ご自宅のガラス戸や玄関戸にも是非ご採用いただきたい。
対象物はガラスに鉄に木に、内部に限らず外部にも描く事ができ、それに応じておすすめの技法と塗料を提案してくれます。大きさも一文字から大きなサインに至るまで基本的には何でも描きに来てくれます。
是非施工中の工程も舐める様に見てもらいたい、それだけでも一見の価値のある熟練の技術です。
開発パートナー:RAH signs
(開発担当:ヒトスギ)