木に寄り添う生活
無垢材の床や机や椅子があると、思わず触ったりなでたりしてしまいます。何気なしに、木のやわらかさや質感を確かめているのだと思います。
大袈裟かもしれませんが、古来より人間が木に寄り添いながら生きてきたことが、現れている動作なのかもしれません。
毎日触れる場所だから、本能で慣れ親しんだ硬さや質感の素材でつくることが大切だと思うのです。何年も使い続けるうちに、風合いが出て手に馴染んでくる、生きているつまみです。
素材へのまなざし
今回のつまみは、写真のSさん宅のリノベーションで、真っ白い壁の空間のためのアクセントとして製作したものでした。ごくシンプルな空間の中で、ここが金属製の把手だったら、全体の印象はだいぶ変わっていたと思います。
とても小さい部分でありながらも、部屋の雰囲気を和らげてくれています。
手に収まりやすい寸法と、指が掛かりやすい台形の形状。つまみとしての使い勝手を重視した、魅力的な工芸品・木工品になっています。
取付け方は様々
形状は、手になじみやすい大きさの「大サイズ」と、その半分の大きさの「小サイズ」、さらに指先になじみやすい大きさの「ミニサイズ」の四角と丸、しっかり握れるよう大サイズの約2倍の長さがある「特大サイズ」の5種類です。大サイズには、折れ戸用と開き戸用があります。
取り付け方はいろんなパターンがあると思いますが、横向きだけでなく縦向きにして使うこともできます。自分好みの使い方をお楽しみください。
開発パートナー:Camp Design inc. 藤田雄介
木のつまみの全6商品
取っ手・つまみに関連する商品コラム
ポタリーつまみ
¥1,600
扉にチャームポイント
艶のある陶器製のつまみです。焼き物だからこその素朴な味わいが楽しめます。大ぶりでグリップしやすい形状で、クローゼット扉も開け閉めしやすく、しっかりアイキャッチになってくれるボリューム感です。
把手の金物
¥1,600~
とってさわって
余計なものを全て削ぎ落とした、これ以上ないぐらいのシンプルな形状の把手。φ6とφ9の2種類の太さがあり、φ9は長さのオーダーが可能。引き出しや建具を引き立てます。