気軽に木質の壁を手に入れたい
壁の仕上げにはいろいろありますが、木の壁って少し憧れの存在ではないでしょうか。
有機的で手触りのある質感は、塗装やクロスでは決して手に入らない木だからこその価値。木の壁が部屋にあるだけで、やわらかく暖かい空気をつくり出してくれます。ただ、施工が少し大変で、材料も高いものが多く、費用もそれなりに掛かってしまうのがネックでした。
そんな悩みに応えるべく、toolboxでは以前より比較的安価で手軽に施工が可能な木材を提供しています。それが『スライスウッド』や『5mm厚の足場板』。
今回ご紹介する商品もそれらの仲間なのですが、さらに手頃な価格で、より気軽に扱うことができる木質系壁材料です。
短冊状のラーチ合板
みなさん、「ラーチ合板」ってご存じでしょうか?
主に構造用の面材などとして使われる下地材料なのですが、質感や木目が特徴的で価格が安いことから、あえて仕上げ材として使われることも多い素材です。toolboxでもそんな特性を活かした『ラーチのサイドキャビネット』や『ラーチの吊り戸棚』といった商品を販売中で、今やローコスト材料の定番にもなりつつある素材です。
この商品は、そんなラーチ合板を短冊状に切って加工した壁材。
適度な大きさで、しかも5.5mm厚と薄いので加工性が良く、DIYによる施工にも向いています。
レイヤーを重ねたような仕上げ
この材料、表面の保護という機能的な目的に加え、見た目に変化を持たせるために表面に薄いシートを貼った仕上げになっています。
さらにシートに印刷された塗装のような模様の違いにより、クリアを含めた4種類のバリエーションから選ぶことができます。シートは少し透過しているため、ラーチの木目がうっすらと見えるのが特徴です。
ラーチの木目は独特で面白いのですが、中にはクセが強すぎると思う人もいるかもしれません。でもこのレイヤー状の仕上げによって、よりニュートラルでどんな空間にも合わせやすい表情になるんです。そして塗装の手間も省けるので施工もより簡単にできます。
ちなみに、裏面は仕上げ無しのラーチ素地。ラーチの質感が好きでたまらないという方は、そちらを見せて使うことも可能です。また、複数の仕上げをミックスして使ってみても楽しいかもしれません。
DIYに向いています
厚さ5.5mmと薄いので加工がしやすく、表面の仕上げまでされているので施工はとても簡単です。端部をのこぎりでカットし、あとは両面テープと接着剤で貼るだけ。
合板なので反りにくいのが特徴で、釘やビスで留めなくても大丈夫だったりします。
もちろん質感としては無垢材にはかないませんが、合板だからこその価格の手ごろさや扱いやすさは魅力的。工作感覚でDIYを楽しんでみましょう。また壁だけでなく、キッチンの扉や家具に貼るなど、考え方によっては面白い使い方ができるかもしれません。
とにかく気軽に木の質感を取り入れたい、そんな人におすすめです。