どこか新鮮で、懐かしい床。(クリアで塗装)

思い出の床

フローリングとしてはどこか新鮮で、けれどもどこかで見覚えのある床。

そう、このフローリングはかつて学校の床としてよく使用されていたもの。学校に限らずかつて公共施設にはよくこのフローリングが使われていましたが、近年の公共施設の床は塩ビフロアに置き換わり姿を消しつつあります。

やはり施工性やメンテ性、経済性の面で無難な新建材に置き換わるのは理解できます。が、僕としてはみんなで年に1回ワイワイとワックスがけをした小学校時代のあの思い出には代え難く、どこかノスタルジックな気持ちになってしまうのです。

とは言っても一部では未だ現役のこのフローリング。きっとどこかの公共施設で今もひっそりと採用されている事でしょう。そんなフローリングをこのたび一般向けに販売です。

公共施設だけでなく、住空間にも馴染む床。(ワトコのミディアムウォルナットで塗装)

シンプルなモザイク

こちらのフローリング、形状的にはフローリングブロックというジャンルに分類されます。フローリングブロックとは、無垢材を数枚横繋ぎにして正方形の1枚にしたもので、本品では5枚の無垢材が裏地シートにより30cm四方の1枚を構成しています。

1枚のパネルは5枚の無垢材で構成された正方形。これを市松状に組み合わせていく。

正方形が織りなすシンプルで楽しいリズム。(クリアオイル塗装)

多様なデザインが可能なパーケットフローリングですが、こちらの商品ではシンプルな線の正方形が織りなす市松模様が、主張をしすぎないこだわりの心地よさを与えてくれます。

塗装次第で

無塗装品でのご提供となるこのフローリング、塗装次第では全く違った表情にも化けるのが魅力です。クリアのオイルを塗ればあっさりと清潔感のある印象に。茶色く染めれば長年の使用感を感じる印象に。更に敢えて艶を出してツルッツルに仕上げることで、ミッドセンチュリーな趣きも醸し出すでしょう。

クリアのオイルで仕上げればあっさりとした印象に。(オスモカラーのクリアで塗装)

好みの色味に仕上げるのも楽しい。(ワトコのミディアムウォルナットとチェリーを2:1で混ぜたものを塗装)

塗装には『オスモカラー』や『ワトコオイル』『蜜ろうワックス』がおすすめです。

シンプルな正方形でありながら、“カケル塗装”をする事で大きな印象の変化を生む事ができます。

住宅、オフィス、店舗にも

もともと公共施設の土足用に供給されているフローリングですが、住宅用に使用していただく事も可能です。リビングに寝室に、ちょっとこだわりを出したい空間に取り入れてみると日々がちょっと豊かになりそうです。

趣味部屋の床に「スクールパーケット」。遊び心が膨らみます。(クリアで塗装)(撮影:Masanori Kaneshita )

もちろんオフィス空間や、アパレル、カフェ、ショップと言った店舗空間にも、肩肘張りすぎずちょっとだけこだわりをチラ見せしたい空間におすすめの一品です。

オフィスにも。特に渋ビルとの相性は抜群です。(ワトコのミディアムウォルナットで塗装)

DIYでも または賃貸でもいけるかも? 

こちらのフローリング、構造的には直貼りフローリングと呼ばれ、板材の裏面にクッション材が貼られているタイプ。直貼りは釘打ち不要のため、ボンドだけで貼る事が可能です。釘を打つ手間がない分比較的簡易に床を貼る事が可能なので、DIYでも手が付けやすいフローリングとも言えます。

また、裏にクッション材がある事で既存の床を傷つけないので、『無垢床タイル』と同様に置くだけでも成立してしまいます。その場合、接着をしていないので多少のズレ等は起こりえますが、そこを割り切れば非常に簡単な床のリメイクが可能です。

あくまでも下地にボンドで接着する事が前提のフローリングではあるので、あくまで裏技とご理解いただければ。

大工さんと一緒に和室にスクールパーケットを貼っている様子。

スクールパーケットの全2商品

担当:一杉

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パーケットフローリング
¥9,900/㎡~
寄せ木細工で織りなす
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思い出を引き継ぐ床
懐かしさ漂う、15cm角のパターンが互い違いに貼り合わされたオークのパーケットフローリング。クラフト感を感じる表情が特徴です。