無いなら作る!
棚を取り付けるには当然のようにそれを支える金物が必要になります。
そんなに力を入れて考える部分でもないし、棚受けなんてシンプルな物を付けておけばいいや。と思い毎度探すのですがなかなかちょうど良いものがない。
不要な装飾が付いていたり、質感がちょっと違ったり、こだわっているわけでもないのに、なかなか購入に至れない。
「なぜこうも“なんでもないもの”がないのか!」ということで、自分にとってちょうど良いものを作りました。
素材に忠実に
素材は鉄、真鍮、ステンレス、3種類をご用意しました。
素材の表情を大事にするため、どれも塗装によるコーティングや着色をしてません。そのため錆や変色を伴いますが、逆に経年の変化による素材の質感をお楽しむことができます。同じ系統の商品『ハンガーバー』と合わせて、素材を統一するのもおすすめです。
金物の国から
こちらの棚受けは、「モノづくりのまち」として知られる東大阪の鉄工場でつくられています。発注があるたび、1本1本を手づくり。作家さんがつくるようなディテールの細かさやオンリーワンさはありませんが、汎用的でどこにでもあるような形状の中にもライン製造では感じられない手のぬくもりがあるのです。
個人的には「東大阪でつくられたカナモノ」と聞くだけですごく盛り上がってしまいます。
棚板はどうしよう
3種類の棚受けに合わせて、棚板の素材選びをお楽しみいただけます。古材と鉄を合わせるのも良し、白い板なんかは真鍮との相性が良さそうですね。
なお、棚受け金物の取付箇所数は、事前に棚板の厚さと出幅をご考慮ください。載せる物にもよりますが、板が薄いと、その分たわみやすくなるので金物の取付けピッチを狭める必要があるからです。