無垢床タイル ヒノキ

ヒノキは、スギと比べて繊維が緻密で固く白みを帯びていて、一般的にはスギより高価な樹種です。
スギよりは傷がつきにくく、湿気や乾燥による木の伸縮の幅もスギよりは少ないのが特長。また、スギと比べて油分を多く含む樹種のため、使い続けるたびに徐々に古民家の縁側のようなツヤが出てきます。

• 板と裏地のゴムシートは、ノントルエンの接着剤で固定されています。
• 無料のカットサンプルのご用意はありません。

木は、夏場の湿気を吸収して膨張し、冬場に乾燥すると湿気を放出して収縮します。

冬場の木が収縮している時期にピッタリと敷き詰めると、夏場の膨張に耐えきれず浮かび上がったり、逆に、夏場の木が膨張している時期にピッタリと敷き詰めると、冬場の乾燥した時期に隙間が空いてしまうことがあります。

そのため、壁際で少し隙間の余裕を持たせて敷くことをおすすめします。

また、この床材は、山から切り出した木材をそのまま使用していますので、ノークレームを目指して工業化されている現在の一般的なフローリングとは異なり、環境による変化にとても敏感です。

本来床材を貼るにはボンドや釘を打つなどの工事を行いますが、その工程を省いて「敷くだけ」という誰にでも簡単にお使いいただけるようにと開発された床材となっていますので、商品と木の特性をご理解いただき、お使いいただけると幸いです。

こちらは無塗装品です。汚れが気になる方は、現場で塗装をしてください。

自然系塗料の「オスモカラー」と「蜜ろうワックス」がおすすめです。（商品の特性上、ウレタン塗装などの塗膜の強い化学塗料はあまりおすすめできません。）
自然系塗料は塗膜が強い塗料ではないため、どんな汚れも完全かつ永続的に防ぐことはできませんが、撥水効果があるので無塗装状態よりも汚れ防止の効果は高まります。メンテナンスとしてご利用ください。

オスモカラー

ハケ塗りができるので施工性が良く、ツヤのない仕上がりとなりますので、できるだけマットな質感をお求めの方はこちらをおすすめします。

2回塗りがおすすめですが、塗りすぎると乾きにくくなるので、1回目は薄塗りを心がけてください。1回目の塗装が十分に乾いてから2回目を塗って再び乾かし、ベタつきが残る場合は乾いたウエスや布でよく拭き取ってください。

0.75L缶で約9㎡/無垢床タイル36枚分、2.5L缶で約31㎡/無垢床タイル124枚分を塗ることができます。（どちらも2回塗り想定）
また、通常の刷毛よりも広い面積を塗れるコテバケを使うと、より簡単に塗装できるので塗料缶と一緒にご注文いただくのがおすすめです。

蜜ろうワックス

バター状の塗料で、スポンジやウエスなどで塗る必要があるため「オスモカラー」と比べると施工性は劣りますが、塗装後は濡れ色が残るためなんとも言えない手触り感になります。飴色のツヤをお求めの方はこちらをおすすめします。

300ml缶で約21㎡/無垢床タイル84枚分、1L缶で約70㎡/無垢床タイル280枚分を塗ることができます。（1回塗り想定）

• ヒノキ商品はヤニ（木材に含まれるオイル）が発生する可能性がございます。その場合、消毒用アルコールで拭き取ってください。

• 湿度環境により、継ぎ目のスキ、反り、突き上げが発生する場合があります。

• 塗装後は板材の毛羽立ちが発生することがあります。気になる場合は、適宜ヤスリがけをしてご利用ください。

• 木目や色味には個体差があります。

• 木は、夏場の湿気を吸収して膨張し、冬場に乾燥すると湿気を放出して収縮します。時期によりますが、木の伸縮を考慮した施工が一般的です。

• 壁にぴったりの寸法に切断することも可能ですが、あえて数ミリの隙間を空け、材が伸び縮みする余裕を与えてあげることをおすすめします。

• 仮置きの際は、反りの原因となりますので壁に立てかけず、必ず平置きしてください。

• 節・色ムラのある商品ですので、施工前に仮並べを行い、全体のバランスを確認しておくことをおすすめします。

• 既存の床材の上に敷くことを想定して作られていますので、畳や厚手のカーペットの上での使用はプカプカしてしまう可能性があるのでおすすめしません。平滑な床の上での使用をお願いします。

• モルタル面への直置きは、段差が発生する可能性があります。

• 厚さが13.5mmあります。段差や建具との干渉を事前にご確認ください。

• 柔らかい材のため、土足でのご利用はおすすめしません。

• キャスターなどの使用によって、傷がつく可能性がありますのでご注意ください。

• 熱が溜まって高温になると反りや縮みの原因になりますので、同じ場所で電気カーペットやストーブを長時間にわたって使用することは控えてください。

• 床暖房には対応していませんので、あらかじめご了承ください。