居室部分をなるべく広くとろうと思うと、ついつい面積が圧迫されがちな玄関。でも、「玄関は家の顔」。家族やゲストを出迎える場所にしたいですよね。
今回は、ニュースレターでも配信している、室内とゆるやかにつなげて、広々とした玄関をつくったアイデアたちをご紹介します。
素材や仕切り方の工夫で、靴を脱ぎ履きする、靴を収納する「だけ」のスペースではない、空間演出が可能になります。
case1
細長マンションは、格子だけのフレームで光と風を通し広々と
共有廊下に面した玄関側と奥のバルコニーにしか窓のない細長いつくりのマンション事例。
広い玄関を兼ねた土間スペースから、フローリングの靴脱ぎスペースとの境界をアイアンの格子フレームだけで区切っています。
光と風が通り抜け、視線を遮るものがないので、心理的な区切りはありつつも、空間は広々と感じられます。
case2
玄関から窓際まで続く土間。飛び石が部屋をつなぐ
趣味の自転車たちの収納とメンテナンスの場所をつくりたいと、室内スペースを分断するように大胆に玄関から土間を広げたこちらの事例。
部屋の行き来に取り入れたのが、飛び石のように板張り部分をつなぐ方法。土間部分の隙間から自転車は通り抜けられ、靴脱ぎスペースの行き来も履き替えなし。
何より見た目も楽しいアイデアですね。
case3
土足との素材境界をあいまいに。ホール的なスペースをつくりだす
玄関を開けた廊下の右にはカーテンで区切られた寝室、左側には水回りがあり、奥にはリビングというマンションリノベ事例。
本来靴箱部分で玄関としての土足スペースは終わりですが、あえて廊下の途中に設けた洗面スペースまで土足スペースの素材を延長することで、狭い玄関、細長い廊下と空間が視覚的に区切られず、広々としたホールのようなスペースが埋まれています。
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