空間づくりのアイデアを、ニュースレターでお届けしていきます。
毎日のご飯づくりに、料理しやすいよう、ツールの置き場所や収納量、作業導線を意識してつくられるキッチン。
もちろんそれらもとっても大事なことですが、キッチンって「料理するためだけの場所」でしょうか?深くキッチンの在り方を考えると、自分が本当に求めているキッチンの姿が見えてくるかもしれません。
ニュースレターでも配信している、ただ料理をするだけではない、用途が拡張されたキッチンアイデアをご紹介します。
case1
美しい家具のような存在の、空間の主役的キッチン
キッチンにタイルと聞くと、コンロ周りの壁に貼ったりするのが定番ですが、こちらは造作キッチンのカウンター全面にタイルが貼られた事例。
隣のダイニングテーブルともサイズをぴったり合わせ、繋がるように演出して空間をトータルコーディネート。
料理する場所としての機能はもちろん担保されつつ、それ以上に、美しい家具を部屋に配置したような、目に心地よい効果を生み出しています。
case2
空間を何通りにも変化させる、可動式のキッチンカウンター
キッチンカウンターにキャスターがついた、賃貸のワンルーム空間からの事例紹介です。
料理の下越しらえや、ダイニングテーブルとしての活躍はもちろん、移動させることができるので、キッチンとくつろぎ空間をゆるやかに仕切る間仕切りとして使ったり、時には集中できる場所まで移動して仕事用デスクに使うなんてことも。
用途を限定せず、狭い空間を何通りにも活用できるキッチンアイデアです。
case3
仕事も料理も休憩も。作業が捗る長さ6mのカウンター
料理をつくったり本を読んだりPC作業をしたり…。家の中で生まれる「作業」するスペースをひとまとまりにしたこちらのお家。
また、ただの作業スペースというだけでもなく、眺めがいい窓に面していたり、ディスプレイコーナーには観葉植物やお気に入りのアイテムを置くことで、心地よく過ごす工夫もされています。
仕事の合間にコーヒーを入れて、PC作業で目が疲れたら植物のお世話をして。そんなふうに気持ち良い生活の流れが生まれそうです。
case4
オープンシェルフのように、キッチンそのものを「見せる収納」に
リビング空間と隣接した対面型のキッチン。
キッチンが扉も引き出しもないオープンなつくりのため、裏も表もなくスペースを有効的に使い倒そうと、リビングの収納としても活用。
キッチンの物はキッチンに、リビングの物はリビングに。そんな考えを一度取っ払って物の置き場所を考えてみると、空間の使い方が広がっていく気がします。