空間づくりのアイデアをお届けしていきます。
ファクトリーっぽい雰囲気のあるスチールサッシや、無骨な雰囲気のアイアン素材のパーツたち。お好きですか?
交換はできないと諦めていた外部に面したサッシやポスト、実は、質感や色があまり気にいってないない建具やドアノブまで。
大掛かりな工事をしないといけないと思っていた部分も、塗るだけでアイアンの質感に変えることができるという選択肢をお伝えします。
toolboxスタッフによるDIY実践編から、お客様からいただいた活用アイデアまで。しょうがないかと諦めていた方の、いいヒントになりますように。ニュースレターでも配信しているアイデアたちをご紹介します。
case1
店の顔となるエントランス 扉交換せず、サインと合わせてラボっぽい雰囲気を演出
テナントビルの外部に面したエントランス。顔となる大事な部分とはいえ、交換となると原状回復も考慮するとかなりのコスト増。
toolboxの前原宿ショールームの入口は、元は爽やかな白フレームのアルミサッシでしたが、ラボっぽい見せ方をと考え、アイアン塗料の「シルバー」で塗装。ザラっと無骨な質感が、インダストリアルな雰囲気をだしてくれています。
DIYでのコツなど、コラム「How to make」でまとめてあるので参考にしてみてください。
case2
共用部扱いのサッシも室内側だけ塗って大人っぽいインテリアに合わせる
マンションリノベーションでいくら内装をかっこよく変えても共用部扱いの窓は交換できない。でも、窓枠だけ色味が浮いてしまう。
そんな時にもってこいなのがアイアン塗料です。
インテリアに合わせて窓枠と廊下に続く扉を「ブラック」で塗装。築21年とは思えない、モダンで統一感あるインテリアに生まれ変わってます。
case3
何枚もある室内扉は、塗るだけで印象チェンジしコストを削減
白い壁に対して各部屋への扉たちは、縦長で目に飛び込んでくる面積も大きいので部屋の印象を左右します。
“扉は家の中に沢山あるから全部気に入ったものにするのは大変”という場合は、扉をまるっと塗ってみてはどうでしょう。
木製框戸をアイアン塗料 「シルバー」で塗ったこちらの事例。海外の厚塗りの艶有りペイント仕上げとも違う、マットでザラっとした質感が、回りの木の壁の質感とも馴染んでます。
case4
既製品の選択肢が少ない集合ポストはリメイクして、オリジナル仕様に
目立つ位置にある集合住宅やビル用の集合ポストは、建物の顔の一部として、オリジナリティをだしたい部分ではありますが、既製品の選択肢も少ないもの。
一棟ビルをリノベーションしたこの事例では、ポストをアイアン塗料の「ブラック」と「コッパー」を混ぜて塗装。わざとムラのある塗り方をして、マスタード色の壁に映える優しいショコラ色に。丸いポストの雰囲気にもあってますね。
case5
古くさい見た目が見違える。ルーバー扉は活かしてシックに変更
寝室の壁一面に取付けられたクローゼットの折れ戸。元はアイボリー色で丸い把手が付いていました。
機能的には問題なし。気になるのは、ちょっと古くさい見た目だけ……そんなところにアイアン塗料の「チャコールグレー」を吹付け塗装。マットな大人っぽい表情に。チャコーグレーはブラックよりもやや柔らかい印象になります。
把手の「木のつまみ」もアクセントで効いています。
case6
取付け加工が大変な把手はフォルムを活かして質感だけ変える
小さいパーツだけど、日々目に触れる箇所である扉の把手。把手が変わると、扉全体の印象も変わります。
ただ、把手だけ変えるというのは、掘り込みの加工などがあるので、そんなに簡単ではありません。形状そのものは悪くないということでしたら塗ってみるという選択肢もありではないでしょうか。
こちらの事例はシンプルな木の扉にあうよう、アイアン塗料「ブラック」をわざと、ボテっと厚塗りすることで、手作りのアイアン製品っぽさがでています。