toolbox初の試み「解体エクササイズ」!
ビルの内装をとにかく壊しまくるというイベントです。この未知のエクササイズに、合計12名の方にご参加いただきました。
それで実際どんな内容だったのか?本当にシェイプアップできたのか?気になっている方も多いのでは。
そんな解体エクササイズの様子をご紹介します。
味のあるビルに集結
場所は六本木にある古いビル。見上げるとモシャモシャの蔦で覆わえた外観にワクワク度が高まります。
薄暗く勾配のある階段を上がると、昭和で時が止まった様な部屋が現れました。
スイッチやタイルなどレトロ感いっぱいの惹かれるパーツを写真に収めつつ、人数が揃ったところで、解体の内容、安全についての注意点などが説明されます。
解体は危険が伴う作業なので、皆さん真剣に聞き入っていました。
参加者は女性が多い! 説明しているルーヴィスの現場担当も女性です。
説明中、バールを「ボンッ」と当てただけで壁に穴が!!現場に「オー!」と歓声が響きます。
思っていた以上に脆い壁や天井を目の当たりにして、皆さん不安が少し和らいだようでした。
作る時と逆の手順で壊していくと解体しやすい事や、テコの原理を使ってバール1本で壊していける事など、ひと通りの説明が終わると、いきなり解体がスタートです。
落ちてくるホコリや破片に注意しながら解体を進めます。
やりながら覚える
はじめは慣れないバール使いでしたが、気が付くと上手くテコを使って壊している様子。1時間もするとペースが上がってどんどん解体が進みます。皆さん上手い!
天井の仕上げを剥がすと、木製の軸が現れました。年代や作り方で違いはあるものの、これが天井の下地です。本物を目の前に天井のつくりについて説明を聞きます。今回はコンクリートむき出しの天井をつくるので、この軸もすべて取り払います。
通常はこの木軸に天井のボードが貼られているのです。
ひと通り天井が上がると雰囲気がガラッと変わります。この変化を感じられるのも解体現場ならでは。ランチを挟んで午後は壁と床を解体します。
木枠の跡が残るコンクリートが出現。そのまま見せれる天井で良かった!
壁の軸を見ながら語り合う風景。片手には盟友のバールが。襖の枠など一部でのこぎりを使いましたが、「力」と「バール」でほとんどの部分が解体できました。ただし、電気や水道に関係する部分は制限や危険を伴うため、プロにお願いして解体します。
当日は寒い日でしたが、解体はヒートアップ。皆さん上着を脱いで薄着になるにつれ、現場に漂うエクササイズ感もアップしていきます!
天井と壁がなくなってすっきり! 後は床を残すのみ!
後半は巻き上がる粉塵とゴミの量に驚いていた様子。そうなんです。解体は思っている以上に大量の廃棄物がでます。解体中も次の工程を考えてゴミを片付けながら作業していきます。
長いものは運びやすいように短く切断。材質で分類することも大事です。
硬い部分も力を合わせて壊していきます。うまくいくと「ワオ~!」という声とともに現場全体が盛り上がります。疲れも吹き飛ぶいい雰囲気でエクササイズ!
外が薄暗くなってきた頃に解体終了。皆さん、運動した後の爽やかな笑顔です。お疲れ様でした!
効果の程は!?
今回の解体エクササイズでは、非日常の壊すという行為の中で、日頃の鬱憤を晴らしつつ、内装のつくりを学びつつ、シェイプアップ効果も期待しつつ、あまり目にすることのできない壁・床・天井の内側を知っていただけました。
家をつくるときはもちろん、棚を取り付けるといったちょっとした作業でも効果が感じられるのでは!
壁・床・天井が露わになって完了です!
以上、「解体エクササイズ」という謎の多いイベントをレポートしましたが、「解体」という未知の工程を感じていただけたでしょうか。最後に、参加した皆さんから寄せられた体験コメントをご紹介します。
「無心で壊すことだけを考えてやるのは思いのほか、スカッとしました。腕は筋肉痛になりましたが、参加できて良かったです。」
「勢いで申し込んで、どんな雰囲気で、どんなことをするのやら全然想像つかず、正直どうなることやらと思っていた部分ありますが、想像以上に大変、いえいえ全然、想像以上に楽しくて、ホント参加して良かったです。」
「今は自宅の天井にバールを突き立てたくてたまりません、笑」
「私は解体作業だけでなく、内装工事の手順も可能な限り知りたかったので、大変参考になりました。講師の方も親切に教えて下さり助かりました。」
「解体後の全てむき出しとなったこのレトロなボロビルを、どのようにリノベーションにより蘇らせるのか、最後まで見てみたい。というロマンのようなワクワクした気持ちが生まれました。」