ショールームは東京・目白に移転しました。

「実物を見ることはできませんか?」

toolboxはネットショップなので、サンプルをお送りできる一部の商品以外は、ずっとこの質問に応えることができませんでした。

鉄や木の質感、触り心地、サイズやディテール、取り付け方法など、ウェブでは語りきれない、モノがもつ魅力を手にとって見てもらえたらと、この質問をもらうたびに、いつも思ってきました。

自分たちが探したりつくったりして、少しずつ集めてきたこだわりのアイテムたちです。是非見て頂きたい! その機会がついにきました。

9月1日ショールームがオープンしました。

ショールーム全体像をお見せします

ショールームの全貌を、このコラムでは紹介したいと思います。

場所は東京、原宿。駅前のにぎやかなエリアから少し離れた落ち着いた場所にある小さな4F建てのビルの1Fがショールームです。

外観でまず目に入るのは、大きなガラスと黒い板。

この板、実は屋根材です。この“なみなみ”した形状と質感が気に入って壁として使ってみました。

中に入ると、スペースは大きく3つに分かれています。

まずは入って正面の壁。キッチンや金物、タイル、塗料、棚板などをずらっと並べました。こうやって並んでいるのを見ると、ネットでは見つけられなかったモノや、目的以外のモノに出会えるかもしれません。

あ、でもここでの購入、持ち帰りはできませんのでご注意を!

次は一番奥、工具がずらりと並んだこのスペース。

中央にあるテーブルは作業台。ここで釘を打ったりペンキを塗ったり、DIYの練習ができます。

工事をするスタッフが作業をしている時もありますが、プロの技を見るのも面白いですよ。

右の壁にドサッと並べられたフローリングは、自由に引っ張り出してください。タイルや金物などを持ってきて、このテーブルでコーディネートを試せます。

最後は外の光が差し込むこのスペースです。

床にはフローリング、そこにキッチンが置いてあり、ソファや本棚などの家具が並んで、一番“家の状態”に近いスペース。もちろん、ここにも床材や壁材を持ってきて組み合わせてみることができます。

ソファに座ってゆっくり自宅の妄想を広げてみてください。

僕らが目指すショールーム

こだわりのポイントを話せばきりがないのですが、3つだけ紹介させてください。

1.表面のかっこ良さだけじゃなく裏の構造も知る

間仕切り壁を支える下地の骨組を丸見えにしてみました。

工事現場などに行かないかぎり、普段見ることはできないけれど、家の裏側はこうなっています。

構造を知る事で、家のつくり方を考える上でも一歩進んだアイディアや方法をイメージできたり、DIYもスムーズにできるようになります。

2.使い方を決めつけない

壁に貼られているのは壁紙? 実はこれ、防水と遮熱に優れた下地シート。

本来は外壁材の裏にあって見えません。だけど単純にカッコいいから見えないともったいないよね?そんな考えで壁紙のように使ってみました。

もう一つは銅製の棚。これも本来はエアコンの冷媒管などに使用する銅管。

きれいだったのでメインになるような場所で使いたい。そう考えてひらめいたのが棚でした。

こんな風にモノの本来の使い方に縛られずに、自由な発想をしてみることで空間づくりがもっと楽しくなります。

3.遊び心から生まれるアイデア

ショールームは、単にきれいにモノを並べるのではなく、自由で遊び心ある空間を目指しました。

キッチン周りにはパスタに混じって塗料缶が置いてあったり、洗面スペースにボンドとブラシがまるで歯磨き粉と歯ブラシのように置いてあったり……。

冗談でやっているように思われるかもしれませんが、ちょっとしたことがきっかけで、新しい発想が生まれるかもしれません。

お帰りになる頃にはきっと、自分の空間をより良いものに変えるアイデアで溢れていると思います。

考えてみると、僕らが目指すのはいわゆるショールームではなく、家づくりをする皆さんのためのラボのようなものかもしれません。

研究や実験ができたり、家のことを深く理解できるような場所。

商品を”見ていただく”、というよりも、体験していただけるような場所を目指したいと思います。

ここでみなさんにお会いできることを楽しみにしています。

ショールーム製作風景を動画にしてみました。つくられていく姿をご覧ください!

【ショールーム情報】
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-61-8NK-5ビル

  • 東京・目白に移転しました。

ショールームのご案内https://www.r-toolbox.jp/ex/showroom/