賃貸でもフリーウォールを自由にカスタムできるプロジェクト「カスタマイズUR」。
対象となる3物件のエリアレポートを東京R不動産で行いましたが、今回はtoolbox上で各物件のプランをご紹介します。
スケルトンをベースにしたリビング
まずは晴海アイランドトリトンスクエアアーバンタワーのご紹介。この物件は3物件のなかで一番手を入れてリノベーションしています。
天井はアゲてコンクリートむき出しにして、床は足触りの良いオークのフローリング。
黒い壁は黒板塗料で使えるアクセントにして、全体の壁は白くて薄手の塗装風クロス。
そして、一番目立つところにドーンといるのが、今回の肝、フリーウォールです。リビングからキッチンまでずらっと続いて、場所によっていろんな使い方が出来る壁です。
ラワン合板に薄くウレタンクリア塗装をした後にヤスリがけしていて、これがDIY初心者でも扱いやすいように、実によく出来ているんです。
詳しくは東京R不動産のコラムで紹介しています。
そして、キッチン扉も交換しています。まだ使えるキッチンでしたが、扉だけが案の定、バブリーな柄が入っていて残念な感じ。なので『把手の金物』をつけたウォルナットの扉に付け替えてリニューアル。
toolboxをよく見てくれているひとはお分かりだと思いますが、そうです。この部屋、toolboxアイテムが満載です。これだけでも十分かっこよくて、住みたいと思える人多いんじゃないでしょうか。
けど、これで終わらないのがカスタマイズUR。ここからさらにフリーウォールを使ってどこまで部屋をカスタマイズできるか、CGをを使って試してみました。
どうです、この部屋?これが賃貸で出来るんですよ。壁を変えているだけなのに、ずいぶん雰囲気が変わります。
フリーウォールにいろいろやってみたくなってきませんか。
半分だけの改修、名付けて「ハーフリノベーション」
実はこの晴海の物件、リビングとキッチンは思い切ってリノベーションしているのですが、他のところは一切、手を入れていません。
図面の上半分、寝室から水廻り、廊下に玄関は、元の状態でもすごくきれいなので、そのまま活用しています。
限られた予算で行うリノベーションなので、使える物は無理に手を入れずに大事にする考えです。
家の中で一番長く滞在する部屋はリビングですよね。なので、リビングだけを集中してリノベーションしたのです。
フリーウォールだけを取り入れた2物件
晴海以外の2物件に関していうと、さらに手を入れませんでした。
肝となるフリーウォールだけを既存の内装の中に突っ込んでみたのです。
こちらはフレール西経堂。壁2面をフリーウォール化しています。
カスタマイズした2面に囲まれることで、 より大きな変化をつくることが出来ます。
で、例によってシミュレーション。
2つの壁の色のバランスが重要です。今回は濃いめのベージュとグリーンで組み合わせ。
最後は品川八潮パークタウン 潮路南第一ハイツ。こちらは横に長いフリーウォール。
この長さをダイニングやリビング、キッチンの用途に合わせて切り替えていくのがポイントです。
横に長いフリーウォールを、3種類の素材を使い分けて、空間に変化をつくってみました。
これらのCG、イメージだけで終わらせるのはもったいない。ということで、実際にモデルルームとして現在製作中です。