このイベントは終了しました。

東京R不動産では最近、「R不動産のリノベーション」、「toolbox」などの内装系サービスをはじめています。それらをやっていく中で、もっと気軽に、もっと身近にリノベーションや内装工事をすることはできないか、ということを常に考えてきました。

それは、建築家やデザイナーによる設計からはじまる空間づくりとはちょっと違う、まったく新しい手法なのだろうと思っています。 例えば、図面からでなく、実際の素材やパーツからイメージを膨らませていくような方法。そしてデザイナーではなく、実際にものをつくる人・職人さんから生まれる発想やアイディアによって空間を考えていく方法もあるのではないかと。

それによってリノベーション・部屋の改装がより気軽に、そしてより身近になるのではないだろうか、そんなことをなんとなく考えていました。

そんな中、R不動産が仲良くしている工務店さんから、普段資材置き場として使っている倉庫を自分たちだけでなく、いろんな職人さんを巻き込んだ仕事場・遊び場のようにしたい、との話がありました。場所は建設中のスカイツリーのすぐ真下。見に行くと、工務店の倉庫なので内装のパーツや部材が所狭しと並んでいて、その様子にすでにワクワク。僕らが考えていたこととも重なるものを感じ、ここで何かできそうだ!と盛り上がって生まれたのが今回の企画です。

会場となる倉庫の外観。

まだ具体的にこの倉庫で何をやるかは決まってません。

加工場を兼ねたショールームのような空間なのかもしれない、もしくは新しいホームセンターのような場所かもしれない。素材やパーツがそこにあり、それを加工したり施工する人たちがそこにいる、そんなイメージまではなんとなくあります。そしてそれが、なにか新しいことを発信していく場所になることを予感しています。東京R不動産もこのスペースに、何らかの形で継続的に関わっていくことになると思います。

内部の様子。

そこで今回、このような考え方に共感を持ってくれる職人さん・ものづくりを自分で行っている人に集まっていただき、この場をどう使っていくか、どう面白くできるかの会議をしたいと思います。題して、「職人会議」(そのまんま!)。

会議といってもそんなに堅苦しいものではありません。同じ思いを持つ人たちが集まり、お互い知り合うことが目的のひとつでもあります。飲みながら、意見交換をするようなゆるい感じで行いますので、興味のある方は是非ご参加下さい。

関連記事

2010年12月5日“職人会議”レポート
2010年12月5日“職人会議”レポート
デザインセンスを持った職人、工務店が関わることによって出来る、新しい空間作りのかたちが見えてきた。
職人たちの競演
職人たちの競演
昨年末に行われた職人会議。そこで出たテーマを、とあるワンルームアパートを舞台に形にしてみました。職能の異なる頼もしい職人たちが集結。その取り組みの様子をご紹介します。
再びの職人競演
再びの職人競演
toolboxでお世話になる職人さんたちが手がけたワンルームリノベーション第2段。キッチンが特徴的な部屋をつくってみました。
職人チームが作る5種のワンルーム
職人チームが作る5種のワンルーム
誰からも好かれる部屋でなくてもよい。この部屋だから住みたいと思える空間を目指した、プレファブハウスメーカーの鉄骨を活かしたワンルーム賃貸アパートのリノベーション事例。