家の中で空間を仕切るために使われる「建具」。
場所によっては仕切りつつも、視線をうまくコントロールしながら、家族の気配や光は適度に取り入れたいもの。
設置する場所や用途に合わせて、素材や形状にひと工夫することで、家の中に心地よい繋がりが生まれます。
今回は、ニュースレターでもお届けした「建具」を効果的に使ったアイデアをご紹介します。
case1
光を透過し、緩やかに空間を仕切る布の引戸
この家の中を仕切っているのは木製の建具ではなく、布を使った建具。 木ほどしっかり区切らず、ガラスほど透けることもなく、布が光を適度に透過させてくれるので、向こう側の気配を心地よく感じることができます。
家族がお互いの存在を感じながら、一人の作業に集中する。そんな、程よい距離感を保ちたいシーンに良さそうですね。
こちらの事例では、住まい手がご自身でデザインされたという山並みの風景の布を使っています。好みのテキスタイルに衣替えする様に、季節ごとに張り替えるのも楽しそうです。
case2
洗面との仕切りに選んだのは、光も風も、家族との距離も近づけてくれるブラインド
窓に接していない、リビング横に位置した洗面空間。プライベートスペースですが時には自然光の中で身支度したりと、開放的に使えたら気持ちが良さそうですよね。
こちらの事例では、間仕切り壁の一部に、建具の様に開閉できるブラインドを用いて、リビングとの繋がりを調整できる様にしています。
朝の忙しい時間でも、ブラインド越しに声がけしたりと、自然と会話が生まれそうなアイデアですね。
case3
建具の奥まで部屋が繋がっているように、鏡を使って広がりを生む
寝室の壁一面に並んだ、廊下とクローゼットに繋がる木の扉。
よく見ると、扉の一枚は姿見として使える鏡貼りに。
窓側の景色が映りこみ、部屋が奥に繋がっているような広がりを演出しています。
クローゼットから選んだ服のチェックがすぐにできて、部屋の圧迫感も軽減してくれるアイデアですね。
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