風をはらんで揺れる姿や、豊かなギャザーの重なり……。
空間に柔らかな布があると、動きを感じる印象的なシーンに出会うことがあります。
お部屋を構成する素材として、扉や間仕切りの代わりに布を選ぶ時には、透け感や表面の質感も大切な要素。今回は、布を使って、家の中に軽やかな景色を生み出している事例をご紹介します。
case1
オーガンジーの天蓋で、ゆったりと過ごすテラスをつくる
木造家屋を海辺の別荘のような、明るい空間にリノベーションした事例。
テラスをオーガンジーの天蓋でおおって、アウトドアリビングのように使っています。たっぷりの布から注ぐ柔らかな陽の光の下で、本を読んだり、ビールを飲んだり……。
ハワイをイメージしながら少しずつ手を加えていったそうですが、こんなテラスがあれば、毎日特別な時間が過ごせそうです。
case2
アーチ型に切り取られた、絵になる仕切り
玄関土間側とフロア側、両方から出入りできるウォークインクローゼット。
扉ではなく、透け感のあるカーテンで仕切ることで、空間に奥行きが生まれています。
カーテンの柄がアーチの開口に切り取られた姿そのものが美しく、絵画やボール照明と合わさって印象的な壁面を作り出しています。
case3
コンクリートをふわりと仕切って、軽やかに
洗面の隣に脱衣スペースのある間取り。その間を仕切っているのは「ガーゼカーテン」。
自然なシワのある柔らかな質感と、躯体のコンクリートの対比が新鮮で、互いの素材を引き立てているように感じます。
壁をつくるには狭いし、できるだけオープンに使いたい……と、この仕切り方を選んだそうですが、光と風を通して、空間をゆるくゾーニングしてくれています。
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