朝起きてから就寝前まで、家族みんなが一日に何度も使う洗面スペース。家族構成や生活スタイルによって、求める形は異なるはず。
特に最近では、自分たちの好みや生活スタイルに合わせて、自由な広がりを見せています。
シンクに水栓、ミラーや照明などアイテムの組み合わせでオリジナルな空間に仕立ててみたり、玄関やリビングなど他の部屋との繋がりを持たせたり。
今回は、毎日の暮らしをちょっと楽しく、心地よくしてくれる洗面スペースをご紹介します。
case1
会話をしながら、ゆっくり身支度。 リビングメイク派のためのセミクローズドな洗面
「普段は、リビングでメイクする」というお客様の一言を受け、リビングの一角に洗面スペースを設けたお家。
珪藻土でムラを出すように仕上げた腰壁が、手元を隠す役割だけでなく、空間のアクセントにもなっています。奥の扉は脱衣室・玄関へと繋がっているので、帰宅時・入浴後の動線もスムーズに。
窓辺のグリーンを眺め、会話を楽しみながらゆっくり身支度……。お出かけ前の時間が好きになりそうなアイデアです。
case2
キッチンの対面に、もう一つの水場! カウンターを中心に、セカンドシンクとしても活躍
キッチンの対面に設けたオープンな洗面スペース。
実験用シンクに壁付け水栓、照明やスイッチなど細かな部分まで、お部屋の雰囲気にあうものを選び、インテリアの一部として楽しんでいます。大きな鏡が、視界に広がりを生む効果も。
真ん中のカウンターは家族で食事をするスペース。キッチン使用中にはちょっとグラスをすすいだりと、セカンドシンクとしても活躍しているそうです。
case3
朝の身支度は、一か所で。 クローゼットと繋がる、ホテルライクな洗面
大きな窓に面した気持ちの良い洗面スペース。洗面を浮かせ、足元にスペースをつくることで、空間が広く感じられます。
床から天井までを白いタイルで仕上げ、水栓や小物は黒で統一。洗練されたホテルライクな空間に。
背面のルーバー扉を開けると、ウォークインクローゼットと繋がります。コーディネートを考えて、そのまま大きなミラーの前へ。身支度が快適に、気分も上がりそうな事例です。