部屋の雰囲気づくりを左右する、フローリングや建具、壁材といった面積の大きなパーツたち。
樹種を選ぶだけでなく、その仕上げ方によって空間の印象は大きく変わります。
「無塗装品」と呼ばれる、仕上げを施さずに販売している木製の素材は、求める色味、雰囲気を現場ごとに調整できるアイテムです。
そんな無塗装品の自由度の高さを活かして、オリジナルな雰囲気をつくりあげていったこだわりの事例をご紹介します。
case1
建具と腰壁の塗装で生まれる水平ラインの広がり。部屋の奥へと視線を誘導
ドアごとツートーンに塗り分けたこちらの事例。躯体のコンクリート・白塗装・ラワンの木目と、それぞれの表情が印象的な眺めを生み出しています。
腰壁は建具と同じ、ラワン材に『ワトコ ミディアムウォルナット』を塗装して、水平ラインの広がりを演出。
玄関から、LDKの先へと視線を誘導する仕掛けがユニークなアイデアです。
case2
既存壁の個性と、窓外の緑を引き立てる「白」の空間
既存の壁材を剥がした時に出てきた跡を、そのまま意匠として活かした事例。
壁の荒々しい表情とのバランスを取るため、天井は白塗装に。うっすらと木の表情が残る床は、ホワイトオークのフローリングを白いオイルで仕上げています。
木の素材感を残しながら、グレイッシュトーンで統一した空間は、全体として端正な印象に。窓から見える木々の緑も、引き立って見えます。
case3
木部に深みを加えて、レトロさが引き立つおおらかな空間に
「アジアの民家」をテーマにリノベーションしたマンションの一室。
長く使い込まれたような色味の床は『ラスオークフローリング』の無塗装品をオイル塗装したもの。ラワン材で造作したオープン棚付きキャビネットとデスクも、床の色味に合わせて、統一感のある仕上がりに。
チェッカーガラスが懐かしい雰囲気の引戸や、洗面に繋がる扉も無塗装品をオイル塗装したもの。
内装の木部に深みを持たせることで、既存のキッチンやタイル壁を活かした、レトロさが引き立つ仕上がりになっています。
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