始まりは、札幌の方にtoolboxを知っていただけたらなと、北海道の住宅雑誌「Replan」を発刊している札促社を訪問したことがきっかけ。
「Repln」は春、夏、秋、冬と季節ごと年4回発刊されています。「工務店と建てる?建築家と建てる?」「色と素材」「暮らしとキッチン」といった家を建てる上でのノウハウから家づくりのアイデアやヒントまで幅広いテーマで発信。地域で活躍する工務店や建築家の家づくりを伝えることで、家づくりを考えるユーザーの「豊かな暮らし」を支える情報を届けています。
そんな札促社の方々と話が弾み、札促社が毎年秋にやってるワークショップイベントに、「一緒にやりませんか?」と、お誘いいただいたことから実現しました。
そもそもなんで札幌?かというと、toolboxの定額制パッケージリノベーション「ASSY」を札幌でもサービス提供してるため、せっかくなら札幌の方にtoolboxのことをもっと知ってもらいたい、そんな思いがあったからです。
札促社「Replan」主催で、地域工務店が参加者の講師、toolboxがワクワクしてもらえるような材料の提供、そんなメンバーでの初タッグ。私たちtoolboxもドキドキしながら参加しました。
ワークショップでやったこと
ワークショップは、木製収納ボックス作りとタイルコースター作りの2種類を実施しました。
「実際の道具に触れて、建材が身近になって欲しい」
「モノづくりって楽しいを実感して欲しい」
「自分でもできる、という達成感を味わって欲しい」
そんな思いのもと、toolboxも企画に加わり、「道具を使う」「塗る」「選ぶ」というモノづくりの醍醐味を味わえる3つの体験を詰め込んでいきました。
木製収納ボックス作り
全14組に参加いただきました。
まずは、カットされた木材をインパクトを使ってビス止めしながら組み合わせていくことからスタート。工務店さん曰く、「最初の基準となる2枚の木材の組み合わせが一番肝心」なんだとか。
そんな掛け声にみんな緊張しながらも、お見事!みんなズレもなく組み合わせることが出来ました。
木製収納ボックス作りではインパクトを使ったり、塗装をしたり、と少し難易度が高めのため、大人の参加者もちらほら。中には「私、看護師をやってるんです」なんて方や、「自分で作ったりするのが大好き」とおっしゃる女性の方も。
お父さんと一緒にきた中学生の男の子は、母親に勝手に申し込まれてきたんだそう。でも、いざやり出すとこだわりのキャラが溢れ出し、作業はとても丁寧で、隅の隅までハケを滑らせ、2度塗りまでして驚きの出来。
いろんな種類の把手を並べて選べるようにした把手。「もう決まっていた」と言って一目散にお目当ての把手をとる方もいれば、塗装した色の相性とを吟味して慎重に選ばれる方も。
作業の一つ一つの工程で参加者のこだわりが違い、同じ収納ボックスでも全然違う仕上がりになりました。
タイルコースター作り
全24組に参加いただきました。
まずはベースとなる10cm角の合板の木を紙やすりで滑らかにするところからスタート。
自分の好みの滑らかさに仕上げるまでずっと角をやすってる子供もいれば、ヤスリの作業はおもしろくないのか、早く次のタイル貼りに移りたいと漏らす子供もいたり。
タイルの一番の人気は、発色のある青色でした。なんと開始早々に青色がなくなる人気ぶり。
そして、目地詰めの工程が一番楽しかったという声が多かったです。自分の手を使って、冷たいどろっとした目地材を塗る、その行為が楽しかったよう。
まさに、「体感する」そのものの魅力が面白さに直結した結果になりました。
「体感する」が教えてくれたもの
当日は、両方のワークショップに参加いただいた方も多く、あらためて自分の手で体感しながら形にしていくっていいなと、感じた1日でした。
「色が好き」「把手が好き」「表面のすりすりが好き」自分で作ったそれぞれの作品に、ここが好き、といえる場所が出来て、それを嬉しそうに話をしてくれました。
自分で体感しなければ、見つけられなかったもの。
「子供の頃から、モノづくりが身近にある」そんな環境っていいですよね。
また機会があれば、ぜひ、参加したいと思います。
今回お世話になった工務店さん
株式会社日建企画
北海道千歳市信濃2丁目13-3
http://www.nikken-kikaku.com/
株式会社多田工務店
北海道江別市一番町27-13
https://tadakoumuten.com/
toolboxとのお仕事の相談はこちらよりお問い合わせください。