半歩未来の家づくりを考えてみる

時折、プランニング中や商品選定しているお客様と「toolboxの商品を“素材”として使ってもらえたら…」といったお話をすることがあります。

自己責任にはなってしまいますが、私たちは商品や付随するパーツ類を自由にアレンジ、カスタマイズ、モディファイ(手直し)、リプレイス(置き換え)していただくことに寛容です。それは「手を加える」というアプローチが個人に寄り添った愛着や満足、使いやすさを生み出すと知っているからです。

ならばもっと手を出しやすいように、例えば照明のシェードの開口やネジ山のサイズ、吊り戸棚の扉の寸法、使われている素材などの商品にまつわるデータを公開(オープンソース化)してみてはどうかという案が生まれました。現在その企画を「オープンソースプロダクツ」と名付け、手始めにいくつかの商品のオープンソース化に向けて動き出しています。

近い未来、オープンソース化された商品の情報をもとに、サードパーティー(第三者)によるカスタムパーツやオプションなどの開発に繋がっていったら面白そう。それはiPhoneと多種多様なiPhoneケースとの関係のように、車とチューンナップパーツの関係のように。既製品の仕様にとらわれず、自分仕様に合わせていく内装のつくりかた。

そんな「既製品の先にあるもの」を使った、半歩未来の家づくりが妄想できるエキシビションを開催します。

 

いいモノ、おもしろいモノが生まれる場所

この取り組みに共感してくれたのは、3D造形グループ「GELCHOP」と、総合アメリカンモーターカルチャー企業「MOONEYES」。どちらのパートナーも深い話をする前にまずは遊びに来て、とそれぞれの本拠地に誘ってくれました。

そこで目にしたのは置いてあるもの全てに裏話があるようなモノが溢れる魅惑の空間。「心が動くいいモノ、おもしろいモノはこういう場所から生まれるんだ!」私は終始、妙に高いテンションを隠すこともできずモノのエネルギーを浴び続けました。(このときの様子はお知らせコラムには収まりきらないので、また別の記事に綴りたいと思います。)

 

GELCHOPさんの工房。天井高が高い倉庫のような建物に、材料や作品や、いろんなものが詰め込まれた空間。

MOONEYESさんのガレージ「MOON Garage」での1コマ。ショーを見ているような車やモーターサイクルが鎮座。周辺に工具やマシーン、ピンストライプなど、大量のパーツ類が並ぶ。

何度かお話する中でたくさんのアイデアが飛び交いましたが、今回は「工業系レセップ」に関連するプロダクトをオープンソースの考え方でつくっていただけることになり、製作にまつわるモノと共に展示します。

 

展示物の中には会場で買えるものもあります。また、展示するオープンソースプロダクツをまとめたZINEも製作予定。

 

エキシビション「既製品の先にあるもの」概要

開催日はガレージセールが行われる日。会場のある目白ショールーム地下1階の一角が展示スペースになります。14:30以降にお越しの方は、ぜひガレージセールとともにご覧ください。

開催日:2024年11月16日(土)

時間:12:00〜16:30

場所:東京・目白センター 地下1階(ショールーム入口から入場ください)

所在地:東京都新宿区下落合3-14-16 目白センター

アクセス:JR山手線 「目白駅」 徒歩10分

西武鉄道池袋線 「椎名町駅」 徒歩11分

西武鉄道新宿線 「下落合駅」 徒歩14分

 

※駐車場のご用意はございません。

近隣の有料駐車場をご利用ください。

 

MOON Discs Starburst Lampshade 7in

ムーン ディスク スターバースト ランプシェード 7in は下記のサイトから買えます。

https://www.mooneyesshop.jp/product/13495

MOONEYES Genuine Products の一つである MOON Disc の Star Burst タイプから

着想を得て、実際に商品化したランプシェードです。

 

星が破裂した余波のリップル(波状)をスパンアルミニウムで表現した独特なスタイルで

スタイリッシュなシェイプがお家やガレージのライトのアクセントになります。

シンプルでありながら存在感もあり、どこかノスタルジックな雰囲気もあり

リビング、ダイニング、ガレージスペースなど、どんなシーンにも合わせやすく GQQD!

 

本物の MOON Disc と同様に、MOON U.S.Aの刻印が入ります。

 

MADE IN USA

 

素材: アルミ

サイズ: 直径 7in(17.8cm) x 7cm/穴: 45mm

 

担当:石田 / テキスト:石田