スタッフが自宅をリノベーション。「塗装は自分でする」ということだったので、私たちもお手伝いに行ってきました。
準備にこそ手間暇かけて
塗装する場合は塗料がオイルかどうかは関係なく、周りが汚れないように養生は必須。今回はスタッフの新居での作業。横にいた家主に怒られないよう、事務所での作業以上に養生をしっかりと。フローリングの上にプラスチックダンボールを引いて、建具のガラスと枠の境目にはマスキングテープを貼りました。
ちなみに、今回一緒にお手伝いに行ったメンバーには、前職がペインターのスタッフがいたので塗装作業は全てお任せすることに。
そうすると、びっくりするくらい私はやることがなかったので、養生にだけ全力を発揮しました。
寸分の隙間もない完璧な養生。
蓋を開けるには「蓋を押す」
ここから塗っていきますが、ワトコオイルの缶の開け方に戸惑う方も実はいるはず。かく言う私も最初はわからなかった。
一番外側についてる白いキャップを外した状態で、中蓋の中央部分を上から強く押し込みます。
そうすると蓋が外れるので、その中についてる透明なキャップを外せばOKです。
残ったオイルは蓋をしっかりしておけばまた使えるので、使う分だけ塗料カップに取り出して使います。
移す時には上の写真のように、注ぎ口が「上」に来るようにした方がこぼれません。
ちなみに、缶の中にたっぷりとオイルが入ってる状態だと塗料カップに移し替えるときにこぼれやすいです。この日も塗料一度ぶちまけました…。
養生してなかったらと思うと恐ろしい。養生大事。
綺麗に塗れるようハケを点検
ワトコオイルはウエスでもローラーでもなんでも塗れますが、この日はハケを使って塗ることに。
ハケにゴミがついていたり、抜けやすい毛が混じっていると、塗っているときにゴミが塗装面について綺麗に仕上がりません。そのため、塗る前にハケをウエスで揉んだりしてゴミを落としておくことをおすすめします。
塗るのは簡単
ワトコオイルはムラになりにくく、匂いもきつくないので、DIY初心者にも安心な塗料。他の塗料の時にはムラを作りがちな私でも、ワトコオイルだけは無心で塗れて楽しいです。(匂いはきつくないとはいえ、換気は大事なので、この日も窓は全開で作業しました!)
垂れないレベルで取ったオイルをハケでスーッと塗るだけ。
全体を塗り終わったら、表面に余分なオイルが残らないようウエスなどで拭き取り乾かします。
2度塗って完成
オイルをちゃんと染み込ませるために基本的には2度塗りがおすすめ。この日は夏場の暑い時期で風通しも良い部屋で塗っていたので、1時間置いて乾かしてから2度目を塗りました。
クリアなので大きい変化はありませんが、触り心地は少ししっとりした感じで、色味も薄く濡れ色に。
実は上の写真に写ってるフローリングにも、ワトコオイルのクリアを塗っています。雰囲気を大きく変えると言うわけではなく、天然木の良さを残しつつ、木目を際立たせ汚れへの耐性を作る。木、そのものの良さを最大限に生かす心地良い空間づくりには必須なアイテムでした。