通常新規でドアを付ける場合、枠とドアをセットで注文します。それは枠のサイズにドアがぴったりはまらなければ付けることが出来ないからです。
今回は既存の枠を利用しドアだけを交換することにしましたが、ドアはサイズオーダーで制作してもらいました。
基本的に、ドアの交換は難易度が高いのでプロへ依頼するのをお勧めしていますが、今回はプロの指導のもと、toolboxスタッフがチャレンジしてみます!
Beforeのドアは控えめな様子
元々のドアは至ってシンプルなドア。悪いわけではないですけど…少し物足りない気分にもなります。
まずは今のドア枠にはまるよう、既存のドアを採寸してサイズを測ります。
今回の枠はW800×H1862mm ドア本体はW792×H1845mm 厚さ33mmでした。
このときに、ラッチと言われるドアを枠に留める金具や蝶番の位置も測ります。ラッチの位置がずれると、ドアがきちっと閉まらなくなるのでとても重要なポイント!なんともプレッシャーのかかる工程なのでこれはプロにお願いしました。
既存のドアを外します
ドアは重量があり危ないので必ず2人以上で行い、1人がドアを支えもう1人が蝶番を外すようにしましょう。
蝶番に付いているネジを電動ドリルを使って外せばOK!(電動がなければ少し大変ですが手回しドライバーでも可能です。)
ドアが倒れないように、下の蝶番から外し、次に上の蝶番を外します。
蝶番を留めていたネジですが、新しいドアに再利用しようと思うので無くさないように元の位置に仮留めしておきましょう!
新しく付けるドアを自分好みに
今回はホワイトウッドのドアを調達。このまま使うこともできますが、せっかくなので好きなテイストに塗装をしていきたいと思います!
ガラスに付かないように念のため境目はマスキングテープを留めておきましょう。
ホワイトウッドは元々油分を多く含む樹種で、ワックスが浸透しにくい特性があるので材に浸透しやすい水性ステインで薄く着色していきます。初心者にもオススメな塗料で、ハケ跡を気にしなくてすみますし、粘度が低いのですいすい塗る事ができます。
難しい作業ばかりだと嫌になってしまう方もいると思うので、楽しいと思える作業は思いっきり楽しみましょう!スタッフ的にはこの作業が一番楽しかったです。
さきほどワックスは浸透しにくいと言ったばかりですがBRIWAXは特別着色が出来るワックスで、本来であれば水性ステインを塗らなくても塗る事が出来るのですが、今回は色を深くするために水性ステインも使用しました。
BRIWAXの塗り方は、ワックスを布に付け刷り込むように吹き上げます。好みの色合いになるまで繰り返しましょう。こちらも簡単に塗る事が出来ました。
ちなみに、使い込まれた風合いがお好きな方はわざと色むらを作ったり一部を拭き取るなどして濃淡を演出したりすると効果的。
ドア枠も揃えて塗装!
ドアを囲むドア枠も以外と重要ですよね!こちらは既に白のペンキで塗装がされていたのでBRIWAXでは塗れません。
ドアの色味に合わせた茶色のペンキで塗装しました。このとき養生もお忘れなきように!
また、枠の色はそれぞれのお好みではあると思うのですが、ドアの色か壁の色に合わせるとまとまりやすいですよ。
ドアノブとラッチを付ける(のを見てた)
ドアノブとラッチを付けるのは難易度が高く、とても私たちで出来そうになかったので…プロにお任せすることにしました!
ざっくりと説明だけをすると…
1.採寸するときに調べた位置にラッチを取り付ける穴を開ける。
2.それに合わさるよう、ドアノブを付ける位置に穴を開ける。
3.ラッチをはめ込み、ドアノブを付ける。
とにもかくにも見ていただけなのですが正確な採寸が必要だということがよくわかりました。
ドアノブをはめ込んだ後はネジを締めていきます。1つずつ締めるより、全てを緩めに差し込んだ後しっかり締めた方がしっかり取り付ける事が出来ます。また、短いドライバーだとドアのノブに当たって締めにくくもどかしい気持ちになるので、写真のように長めのドライバーを用意しましょう。
ついにドアを設置!
取り付けた時にドアの上下がドア枠にぶつからないよう測りながら、蝶番を付ける位置を決めます。
ドア枠側とドア側の蝶番の高さもずれると付かなくなってしまうのでしっかり揃うようにしましょう。
ちなみに今回は、既存ドアの蝶番位置を基準にして蝶番を取り付けました。
木目が生きてる素敵なドアの完成!
今回はリビングのドアを交換しましたが、毎日ここを通るかと思うと自分好みのドアに変更出来て良かったなと思いました。