鉄筋コンクリート造の建物ではコンクリートに直接クロスが貼られている事があります。
クロスを剥がすだけで、コンクリート打ちっぱなしのクールなテイストを手に入れる事が出来るなんて素敵!ただし…クロスを剥がしたコンクリートの状態が綺麗とは限らないのです。
クロスを剥がしてみたら以外とラフな感じだった…。なんてこともりますので注意が必要です。
見極められなければ次には進めない!
まずはコンクリートが出て来るかの見極め。
「剥がさない方が良かった…」とならないために、この工程はとても重要です!壁を叩いてみて重くずっしりとした感触であればコンクリートの可能性が高いです。
後片付けの事も考えて床を養生
クロス剥がしではクロスのゴミがたくさんでるので、最後の片付けが楽になるよう養生シートとテープが一体となった、マスカーを使い養生します。
これで心置きなくクロスを剥がすことが出来ますね!
剥がすところ、剥がさないところはハッキリと!
剥がしたくないところがある場合は、余計なところまで剥がれてしまわないように、境目をカッターで切り込みしておきます。
これで勢い余って他の部分がめくれる心配がなくなります!
ぺろっと剥がし始めます!
さて、実際にクロスを剥がしていきますがどこから剥がせばいいの?
クロスの境目があるのでそこにスクレイパーを差し込み、浮いたところを手で引っ張って剥がしましょう。
このぺろっとめくれる感じは快感でクセになります!
勢い良く剥がしまくってしまいましょう!
ひたすらに黙々と裏紙と格闘
大体のクロスが剥がれて簡単だったなー!…と思いましたが、実はここからが本番!クロスは2重構造になっていて、上紙は簡単に剥がれるけどその下の裏紙を剥がすのが本当に大変なんです…。
霧吹きに入れた水を使って十分にふやかし、スクレイパーで削ぎ落します。ねっちゃりした裏紙は意外と力を入れないと取れないので腕が疲れます。
淡々とした作業が好きな人は楽しめるかもしれませんが、わかりやすい楽しさはこの作業にはありません!ひたすら綺麗な壁になるよう想いを込めて剥がしていきます。
重要なのは角度。よく剥がれる角度があるので作業の中で見つけていきましょう!
綺麗になった壁に感動!
ひたすら作業を進め、やっと剥がし終えた時の感動は大きかったです。
今回出てきた壁ですが、左側にパテが塗られていて白くなっていました。このラフな感じが気にならない人もいると思いますが、気になる人もいますよね。こればかりは剥がしてみないことにはわからないので、もし気にいらない壁が出てきてしまった場合は塗装でカバーがオススメです。