どんなトイレにしたいのだろう
少しずつ手を加えてアップデートさせてきた、築46年戸建の我が家。
今まで「クラシックリブパネルを壁に貼ったり」「アイアン塗料をタンスに塗ったり」自分の部屋に手を加えてきましたが、今回はそこから一歩踏み出し、部屋のすぐ隣にある2階のトイレに手を加えていきたいと思います。
そんなトイレの現在の様子はこんな感じ。
15年前の引っ越し直後に「とりあえずね」と付けたタオル掛けやカーテンなどを変えることなくそのまま……。好きでも嫌いでもなく、ただそのまま使っている状況で、日当たりの良さだけが好きだなと思っていたくらいの場所でした。
トイレットペーパーホルダーやタオル掛けなどトイレのパーツを変えようと思い始めたところ方、今回のトイレ改装計画が始まりました。
「在宅ワークが中心で仕事中にこのトイレに行くことが多いから、入るたびにテンションが上がる空間にしたいな」そんな風に思いながら、まずは妄想することから。実現したいことを明確にしていきます。
ピンタレストでとにかくトイレを探す日々。
部屋のインテリアを見ることはあっても、トイレについてこんなに考えたのは、初めてだなと思ったり……。
色々みているうちに、パーツを変えるだけでなく、壁の色もがらっと変えちゃおう!と思ってきました。(そもそも近づくと見えるクロスの細かな柄も好きじゃなかったしな……。)
部屋を塗る時は、印象が強い色は避けていたので、今回は挑戦として「ピンク」に塗ってみることに!個人的にここ最近ピンクブームがきていてピンクの壁がすごく目に止まったのです。
ピンクで塗る場所は、正面の壁と右側の壁の2面。そして、元のクロスの柄が気に入らなかったので、左側と天井をホワイトで塗ることにします。
ピンクとホワイトと言っても、カラーはたくさんあるので、パーツと合わせて、この後色の詳細を決めていきます。
そのほか今回やりたいことは
・トイレットペーパーホルダーの付け替え
・タオルかけの付け替え
・カーテンレール、カーテンの付け替え
やりたいことが決まったので、本当に実現できるのか、どうやって実現していくのか確認していきます。
現状確認とカラー決定!
壁の塗装について考えていきます。パーツについては、パーツ編として別記事にて詳しく記載しますので、気になる方はこちらをご覧ください。
プロの現場では、壁の塗装は新規の石膏ボードの上から、というのが一般的ではありますが、今回はDIYということもあり気軽にできたらいいなと思うので、クロスの上からの塗装も可能なのかどうか考えていきます。
現状はうっすら緑と水色の柄のついた、凹凸のあるクロス。つるつるしていないので、塗料が乗りそうな気もします。また、引越しのタイミングでクロスを張り替えているので、剥がれもありません。
クロスの上から塗装する場合の懸念点は、乾燥後に硬くなってクロスの繋ぎ目の部分が捲れ上がってくる場合があることと、素材によってクロスの上だと色がうまく乗らない塗料があること。そして、クロスのテクスチャをそのまま拾うことが挙げられます。
一方で、クロスを剥がして塗装する場合は、裏紙の付着具合がまちまちで、強いところはうまく剥がすことができなかったり。その後に、パテで平らにする必要があるけど、綺麗にパテ打ちをしてフラットにするのは経験と技術が必要だったり……やるべきことがたくさんあるのです。
プロの現場だと当たり前にクロスを剥がして綺麗に仕上げていますが、私の場合は「クロス剥がしからやったとしても綺麗に仕上がらない可能性が高いかもな」と……。そこで、今回は現状のクロスに大きな剥がれもないので、そのまま塗ることにしました!
クロスの上から塗ることが決まったら、今度は色を決めていきます。
今回選んだ塗料は、発色の良さや塗り易さからDIY向きである『ベンジャミンムーアペイント』。
ザ・ピンクではなく、深くて渋めなピンクで塗りたかったので、3400色以上もの豊富な色数があるこちらを選びました。
ですが、この豊富な色展開が優柔不断な私を苦しめました……(笑)色を決めるのにすごく悩んでしまったのです。
まずは、ショールームにある色見本帳でどの色がいいか確認します。
でも、照明の色や光の加減によって見え方が変わったり、隣に並ぶ色、面積によって印象が変わるので、色見本帳だけで決断するのは、なかなか難しい。
そのため、見本帳のよりも一色で大きめの色サンプルがもらえるというベンジャミンムーアのショールームに行って、実際に塗るトイレで色を合わせて決めることにしました。
もらったサンプルたちはこちら。理想とするピンク系の色とそれに合わせる白色のカラー見本です。
そして、その中からさらにいいなと思ったものを大きめのサイズ感でもらって帰ってきました。
場所が変わると印象が変わって見えるので、実際にトイレの壁に当ててみます。
この色を決めるときに注意すべきなのが、小さい範囲で色を見る時と広い範囲で見る時は印象が異なることを頭の中に入れてカラーを選択すること!
明るい色は面積が大きくなるほど明るく。暗い色は面積が大きくなるほど暗く見えます。ちなみにこの現象を面積効果と言うんだそう。
私は、以前外壁のカラーを選択した時に、イメージしていたものよりだいぶ明るくなって、色選びに失敗したことがあります。身を持って学んでいるので、今回は注意していきたいと思います。
あとは日中の光だけでなく照明の光でもどう見えるか、いろんなパターンを想定してカラーを選択できるといいです。
真ん中は結構明るいので、ここからさらに明るくなると明るすぎるかもな。一番右はすでに暗めで落ち着いている印象があるので、ここからさらに暗くなると暗すぎる。ということで一番しっくりきた左端のカラーに決定!
白に関しては、並べてみても違いがわかりにくい。
暖色系の色だったら、青みがかったものより黄みがかっている方が、差がはっきりしすぎず馴染むとアドバイスをもらったので、この中で一番黄みがかったものに決定。
決定した2つの色を合わせてみます。
最終的にここまでやっても決められない!という時には、ベンジャミンムーアには色に名前がついているので、名前を元に決めるのもおすすめ。
今回私が選んだのは「new london burgundy」と「mayonnaise」。どっちもいい名前で名前で決めていたとしても選んでいたかもなと思いました。
あとは、ツヤ感も選択できます。選べるのは、マット、エッグシェル、セミグロスの3種類から。
マットな質感の方が好きですが、今回はトイレなので掃除しやすいように、2~3分艶ありのエッグシェルにします。
どのサイズの缶を用意すればいいの?
色が決まったら、あとはどのサイズの缶を用意するかを考えます。ここが意外と私の悩みポイントでした。
ベンジャミンムーアは0.9L缶と3.8L缶から選択できます。
0.9L缶→塗装面積が2度塗り想定で約5㎡。
3.8L缶→塗装面積が2度塗り想定で約20㎡。
今回塗装する壁を測って面積を出し、どちらの缶を何個買うべきか考えていこうと思います。
塗る面積を計算すると、白で塗装する方は約5㎡に収まりそうなので0.9L缶を1缶。ピンクの方は5㎡よりも広いけど20㎡には程遠い。ということで、0.9L缶を2缶購入することにしました。
クロスのタイプにもよると思うので参考程度と思っていただきたいのですが、ピンクの方は1缶全部で塗り終えられ、1缶まるまる余りました。
自宅のDIYでクオリティに完璧を求めすぎてない私の場合だと、ぴったり量の購入でもよかったのかもと後々思ったり……。
ですが、大きな一面を塗るより小さな面をたくさん塗る方が塗料の消費が激しくなりがちなので、細かな箇所がたくさんある場合は多めに見積もっておくことをおすすめします。
そして、塗料を塗るためのハケとローラー、バケットも購入します。
ハケは壁の端用。ローラーは広い面を塗る用として使い分けます。ベンジャミンムーアペイントは水性塗料なので水性塗料用のものを。
ローラのロールは長さ2種類購入したのですが、長いと塗りにくそうだなと思ったので、短い方しか使用しませんでした。トイレのようなそこまで広くない場所の場合は短いものだけで十分かもしれません。
しかし、大きい方が綺麗に仕上がるので、小さいのにするのか大きいのにするのかは、塗りやすさを選ぶのか仕上がりの綺麗さを選ぶのか、自分がどうしたいかで判断していただけたらと思います!
バケットは、ハケ用のミニマムなバケットと、ローラー用のしごき板とセットで使用できるバケットを用意します。
今回はこちらをそのまま使いましたが、もう少し頑丈なプラスチックの使い回す用のバケットの内側にはめて使用するのがベスト。持ち運ぶ時や置いておく時も安定しますし、使い捨て用の内側のバケットだけを使用し終わったら捨てれば、毎度洗わなくてすみます。
あとは、マスキングテープとマスカー。マスキングテープは思ったよりも使うので、気持ち多めに用意して置けると安心です。
私はマスキングテープを9つ購入しましたが、全部使い切りました。今回は真壁で養生すべき木部が多くあったからなので、真壁の方はぜひ参考に。
作業当日!掃除と養生から
いよいよやってきました、作業当日。
まず最初に塗装面についているパーツを撤去していきます。
今回は外す時にインパクトドライバーを使用。付いているビスにあったビットを取り付け、ビスが抜ける向きに設定されていることを確認。そのあとは、ぐっと押しながら、回転ボタンを押します。
トイレットペーパーホルダーは比較的長いビスで固定されていると思うので、ビスの頭がなめてしまわないように、ぐっと押す力をかけることがポイントです!
取り外すと柱にはビスの跡が残ります。このあと取り付ける時に、ビスの位置を本体がビス穴を隠せないくらい変える場合は、パテ埋めをしてフラットにすることをおすすめします。
今回の私の場合は、そもそも以前から他のビスの穴があったからなのか、大雑把な性格だからなのか……。穴があることに対して特になんとも思わないので、パテ埋めはせず、やすりでボコっとなっているのをフラットにするくらいにします。
パーツが取り外せたら、塗装面をタオルで拭いて汚れを落としていきます。
端の木部など養生する場所も掃除を忘れずに。埃が溜まっていると、マスキングテープの付着が悪くなり隙間が空いてしまうので、一度木部のチリ落としをすると良いです。
天井も隅々まで。できるだけ不純物を取り除いて付着を良くすることが大切です!
引いてみると、なんとこんな体制(笑)
我が家のトイレは天井が高く、脚立を使っても奥の方が届かず。窓の木枠に足をかけて頑張って手を伸ばして拭きました。いいストレッチになりそうなくらい伸びてます。
掃除が終わったら次に養生です。この作業が塗装する上でとても大事になってきます。
ひたすらに塗装しない場所にマスキングテープを貼っていく作業です。
私のトイレのような柱や木部が壁の表に見えている真壁は、木部を塗装しない場合、一度全部養生する必要があり、思った以上に養生すべき場所がたくさんありました。
それに加えてトイレという場所もあり、便器の横や後ろなど、やりにくいところも多々。こんな感じで壁と便器に挟まれながらの作業です(笑)
そして、天井も高いので先ほどお見せした体制で思いっきり手を伸ばして上の方も頑張ります…!
また、木部だけでなく、直付け照明で取り外せなかった照明のブラケットも養生をします。
窓枠に足をかけて壁で支えて、なんだかスパイダーマンになった気分。怪我をしないように気をつけてやりましょう……!
なんとか天井の養生が完成。
この日はあいにくの雨だったのですが、上の方はすごく暑い。終わる頃にはすごく体があったまってました。
コンセントプレートも外して、マスキングテープで守ります。
そんなこんなで細かい場所が終わったら、次はマスカーで、窓やトイレ、収納や床など広い面を覆っていきます。
窓を守ったら、次は床を守る。
動かせないトイレのせいですごくやりにくい!根気よく頑張ります。
2時間半ほどかけてなんとか完成。
小さな空間だからと余裕ぶっこいていましたが、むしろ小さい空間だからこそ動きにくかったり、要素が多かったりで、予想していたよりも時間がかかってしまいました。
ゆとりを持った時間計画が大事ですね……。
あとは今回幅20mmのマスキングテープしか用意してなく、木部の部分は隠しきれず、何度か上から被せる形で養生したのも時間がかかった要因かも。少し太めの幅25mmや30mmのマスキングテープもあった方が作業効率がよくなる気がしました!
木の柱とコンセントプレートには下塗りが必要
塗装するときに下地としてアク止めシーラーを塗るのが一般的ですが、ベンジャミンムーアペイントはクロスの上から直接塗っても大丈夫。
(選んだ色によっては下地が必要な色があるので、事前に専用下塗剤が必要となるカラー名一覧表をご確認ください。)
その代わりクロスの上から直接塗る場合は、壁についている埃やチリ汚れをしっかり落とすことが大事になってきます。付着した汚れの上から塗ると仕上げの塗料にシミができることがあるので、しっかり拭き取り、ひどい場合はやはり一度アク止めシーラーを塗りましょう。
これはどんなクロスなのか、状態が綺麗なのかにもよるので、心配な方は相談してみてください。
一方で木部は下塗りをして木のアクを抑え、塗装面を整える必要があります。今回は正面から見て右側にある太めの柱を壁と同じピンク色に塗りたいので、ここの木部だけアク止めシーラーを塗ります。
そのために今回購入したのが、ベンジャミンムーアの「FRESH START(フレッシュスタート)」ハイ・ハイディングプライマー。
木部を塗装に適した状態に整えてくれる塗料で、これを塗ってから、塗料を塗ると綺麗で丈夫に仕上がります。
よく振ってかき混ぜてから、容器に移します。
白色のちょっとだけどろっとした塗料です。
これを上の方からハケで塗っていきます。
乾くのが早く、塗っている時から色がちょっと黄色っぽくなっていきます。
全部塗り終わると綺麗に塗れました。
引いてみるとこんな感じ。大きな柱が白くなったことで、空間が広く感じられるようになった気がします。
そして、あともう一箇所この下地を塗りたい場所があります。それがコンセントプレート。
窓際についていたこちらです。
このままだと塗装後も結構目立つので、壁と同じ色で塗ってみようと思ったのです。
プレートの素材はプラスチック。そのまま塗料を塗るとただ表面に膜がついただけでぺらっと剥がれてしまうこともあるそう。
そのため、荒めのやすりで表面を削ってから、下地としてフレッシュスタートを塗ります。
今回使用したのは、P60のやすり。(もっと荒いものでもいいかも。)
手で表面を触った時にざらっとなるまで削ります。塗料が引っかかる場所をつくってあげるイメージです。
今回は壁に塗った大きめのハケで塗りましたが、小さいハケの用意がある場合は小さなハケで塗った方が良さそうです。
できたら一旦置いて乾燥させます。
天井を白く塗る!
続いては天井について。
天井ってそもそもそんな簡単に塗れないよなと思っていて、「もしできたら〜」くらいのテンションで施工チームに聞いてみたら、意外にもすんなり「できるよ!」と。
持ち手の部分がぐいーんと伸びる、ローラーハンドルがあるのでそちらを使用するか脚立があって天井にローラーが届くのであれば、特に問題ないとのこと。
私は大きめの脚立が自宅にあったので、ホームセンターで売っている中で一番長かったローラーを購入してみました。
塗料が垂れたり跳ねたりしてしまうことも考慮して、壁よりも先に塗るのがいいよとアドバイスをもらったので最初に天井を塗っていきます。
天井のカラーは白色。別の部屋で塗料の準備をします。
よく振って中身を混ぜてオープン!この時に、窓も開けて換気します。
予想通りでいい色です。また、匂いも強くない印象です。
バケットに移すときはゆっくり傾けないで、思い切りよく移し替えた方が缶が汚れないような気がします。気がするだけかもしれませんが……。
他には、養生テープで三角の注ぎ口をつくって流すのもコツとしてあります!
そして、この塗料を塗るタイミングになったら、汚れても大丈夫な服に着替えることも忘れずに!トイレは狭いので、冬でもなるべくもこもこしすぎない、スリムな服にするのがおすすめです。
まずはハケで端を塗ります。
天井を塗るので、この時ハケに塗料が付きすぎていると床にぼとっと落ちたり、自分に降りかかってくるので、しっかりしっかりしごくのがポイント。
端が塗れたら、照明の周りも。
どちらも完了したら、次はローラーを使って内側を塗っていきます。
この時もハケと同じく、壁を塗る時よりも塗料がつきすぎないように、多めにころころして塗料をつけすぎないのがポイント!
白色だからあんまりわからないかもなと思いましたが、塗ってみると、白色でも塗ってないところとの差がよくわかりました。
これを最後まで塗ったら次は壁!二度塗りするので、天井は一旦乾かします。
壁を白く塗る!
壁も天井と工程は変わらず、まずはハケで端や細かいところを塗っていきます。
端が塗れたら、ローラーで広い面を塗っていきます。
ここまできたらだいぶ遅めの昼休憩。ご飯を食べている間に乾かします。
乾かす時間は1時間半ほど。1回目が乾いたら同じように2回目も塗っていきます!
2回塗り終わった頃には日が暮れていたので、電気を付けて撮影。
2~3分艶ありのエッグシェルにしたので、光が当たると塗装面がつやっとしているのがわかります。色の変化は大きくなくともいい感じ!
陽の光が入るとこんな感じ。ここから次はピンク面の塗装に進みます!
壁と柱をピンクに塗る!
1日経って、白く塗った面が乾いたので、今度は白い壁にピンクの塗料が付かないように、マスカーで守ります。
ピンクと隣合う部分はより慎重に。
ビニールをマスキングテープでしっかりとめておきます。
準備が整ったら、よく振って塗料を混ぜ、慎重に開けます。
理想通りのいい色!蓋を開けただけでもテンションがあがります!
バケットとしごきネットをセットして、そこに移します。
一気に流し込むイメージです。どうしても缶に塗料がついてしまうので、そこはペーパーなどで拭いておきましょう。
ここからは白い塗料を塗った時と同じ手順で進めていきます。
まずはハケで端や細かい場所から。
ハケで塗る時はさっきの大きなバケツだと大きすぎて持ちづらいので、小さめなものに移し変えて塗ります。
正面の壁はトイレがある難関な場所。壁とトイレに挟まれながら懸命に手を伸ばして塗っていきます。
反対側から手が現れるくらい、めいいっぱい手を伸ばします。
この時、右側の壁に自分の体ががっつり当たるので、まずこの正面の壁から塗ることをおすすめします。
塗装の順番を考えずに塗っていくと、後に「ここ乾くまで塗れないじゃん」となりますので、どこの空間を塗るにしても奥側から順に手前に塗っていくといいと思います。
そしてコンセント周りやトイレの金具付近まで細かなところを塗り進めていきます。
よし、いい感じ!
トイレの近くの細かいところはより細い筆で塗っていきます。
後から、こうしようと思いついたので、これは自宅にあった絵の具用の筆です……。
このくらい細いとぎりぎりまで塗れます。
細かいところが塗り終わったら、ローラーで広い面を塗っていきます。
手を伸ばして最後に気になるところを。
端を先に塗ったことによりそこだけ色が二度塗りになるところがあり、端だけ濃くなってしまっているのが、気になって必死に直していました。
そして出てくる便器により塗りづらい問題。挟まったり、上からのぞいたり頑張って塗っていきます。
クロスの凹凸に塗料が入り込まないことがあるので、最後に顔を近づけて塗料を押し込みます。
そして、先ほど事前に下地を塗っていた、コンセントプレートにも細い筆で塗っていきます。
さっと塗ったら凹凸のあったnationalのマークが綺麗に出現!せっかくなら残したいので、塗料が入り込まないように気をつけます。
こちらも時間を空けて二度塗りしますので塗ったらまた乾かしておきます。
一度塗りが全部終わりました!
引いてみてみても端が濃いだけではなく、やはり一度塗りだと全体的なムラも気になります。ちゃんと均一になるのかちょっと心配です……。
二度塗りでなんとかなって欲しいという思いを込めて、乾かしがてらお昼休憩にします。
ベンジャミンムーアは時間が経っても特に塗料が固まることもなく塗りやすい状態を長い間キープしてくれますが、かなり時間が空くので、このようにビニールで乾燥を防いでおきます。
1時間半ほど時間をおいて、二度塗り開始!
左側だけ二度塗りをしたのですが、二度塗りすると一気に気になっていたムラが無くなりました!二度塗りの補正力にかなり驚きました。すごい!
全部の面を一気に端から先に塗ったのが失敗だったのかと心配していたのでよかったです。
柱も二度塗り。ここは下地のシーラーを塗っているので、やはり綺麗に色がのっている気がしました。
より綺麗に仕上げたい方は、クロス全体にも下塗りをしてもいいのかもしれないなと思いました。
ラストスパート。塗った場所に自分が当たらないよう、一番手前を最後に塗ります。
完成まで後少し。養生剥がし
1時間ほど時間をおいて乾かしていたら、だいぶ夜になってしまいましたが、ここから養生を剥がしていきます。
取った養生が、別の壁についてしまわないように注意して、剥がしたものは丸めてゴミ袋へ。
ビニールは特に危険なので、表にきてた面が確実に内側にくるようまとめます。
コンセントの部分は違いがはっきりと分かります。
最後に大事なトイレの養生を取ります。あとちょっとだ。
完成!
新しくカーテンやパーツも取り付けて……完成です!
落ち着いたシックな空間になって大満足。
トイレの陶器や水栓や配管のシルバーが今までよりつやっと上品なものに見えるようになりました。
以前よりも落ち着く空間になり、本も読めちゃうななんて思ったり……。落ち着く空間をまた新たに手に入れることができました。
今まで部屋の一部の壁だけを塗ったことは何度かあった私。
トイレもその時と同じような感覚で挑戦しましたが、今回はその時よりも何倍も大変でした。それは狭い空間で身動きが取りにくかったり、養生すべき場所がたくさんあったり、色を塗り分けたり……いろんな要素が詰まっていたから。
4面塗るのであれば2日間かけて、塗ると良いのではないかと思いました。その方が時間にも心にもゆとりがあって、楽しく作業ができそうです!
また、「ベンジャミンムーアペイント」は匂いも強くないですし塗っている時に塗料が固くなってしまうこともない。でも比較的すぐに乾く、とても扱いやすい塗料だなと感動しました。(現時点で1週間ほど経ってトイレを開けた時にまだ塗料の香りは感じます)
次はまたどこを変えていこうか悩み中……。次回の挑戦も楽しみにしていただけたら嬉しいです!
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