主な材料・道具
- かかった費用は2024年7月時点のtoolbox商品の価格(基本の道具工具を除く)で計算しています。
賃貸だけど部屋に大胆な色を取り入れたい!と思い立ち、「突っ張りウォールキット」を使ってブルーに塗った壁を立ててみました。木材のカットから塗装、取り付けと工程の全てを30㎡未満のワンルームで行いました。
色を部屋に取り入れたい!
色々な空間事例をみていると、派手とも言える色を大胆に取り入れた事例にひかれる最近。色を背景にすることで物の魅力がより引き立つような気がする。自分の部屋にも大きく色を取り入れてみたいと思ったのが今回のDIYのきっかけです。
ところが我が家は賃貸で、壁を塗ったり壁材を貼るということはできません。そこで助けになるのが、床と天井に柱を突っ張って壁をつくれる「突っ張りウォールキット」です。
「突っ張りウォールキット」は、専用の金具で天井と床で突っ張って柱をつくり、そこに有孔ボードを取り付けて壁をつくれるという商品。既存の壁に傷がつかないので原状回復が可能。賃貸住みの強い味方なんです。他にも壁に直接色を塗りたくない方や間仕切りとして仮設的な壁が必要な方にもおすすめ。
そして、壁となる有孔ボードは樹種によってペンキが塗りやすい加工がされているので、色を取り入れるのにはぴったり。有孔ボードなので、フックなどを使えば色々なものを引っ掛けたりして飾れるのも楽しそうだなと思いました。
どこにつけよう?
壁が欲しいのは2箇所。一つ目は、ソファの後ろに色を取り入れた壁。二つ目は、冷蔵庫の目隠しとキッチン収納を兼ねた、キッチンの袖壁です。
色を取り入れた壁は玄関から目に入る位置に。自分を出迎えてくれるこの部屋の象徴的なものにしたいと思いました。色ははっきりとしたブルーをイメージ。昔から好きな色でもあるのですが、集めている器は青が多かったり、部屋に使われている花ブロックは海を思わせるアイテムでもあって、ブルー以外はあまりイメージできませんでした。
キッチンにつくる壁は、冷蔵庫の目隠しと収納を兼ねたいと思います。以前は小さい冷蔵庫を使っていて冷蔵庫上にものがおけたのですが、ちょうど冷蔵庫を買い替えて容量が大きくなったのは良いものの、やや圧迫感があるのと収納が減って困っていたのです。
こちらはあまり主張しない方がいいので、部屋に馴染みやすいフローリングの色味に近い色を選ぼうと思います。
ちなみに我が家はコンクリート躯体に塗装をした天井のため気にする必要はありませんでしたが、天井が石膏ボードなどで仕上げられている場合、下地がないところに突っ張っても強度が出ないので、位置を決めるときには考慮してみてください。
のこぎり不可避?サイズを考える
「突っ張りウォールキット」は、2×4材用専用金具、2×4材(2340mm)、有孔ボード(915mm×1825mm)で構成されています。金具の高さを考慮して、2×4材と有孔ボードのサイズを出す必要があります。
ブルーの壁はできるだけ大きくしたいので、「突っ張りウォールキット」の有孔ボードの幅を最大限に活用しようと思います。有孔ボードは「サブロク」と呼ばれる、915mm×1825mmのサイズなのでそのまま使用。キッチンの袖壁は、サブロクでは大きすぎるのでカットする必要がありそうです。冷蔵庫がちょうど隠れる幅690mmにしようと思います。
柱となる2×4材の高さは2340mm。専用金具は取り付ける高さから60mm引いた2×4材に取り付けて使用します。一般的な天井高が2400mmなので、2×4材の2340mmに金具分の60mmを足せば、2400mmちょうどになる長さです。
ですが、我が家の天井高は2400mmと一般的なのですが取り付けたい部分に梁があり、その高さは2020mm。柱4本中3本は、2020mm−60mm=1960mmの長さにカットする必要があります。
のこぎりで切る作業がかなりあることが判明。のこぎりはしばらく使っていないので少し不安ですがやってみましょう!
絶妙な色の違いに翻弄される色選び
「突っ張りウォールキット」の有孔ボードはシナとラワンの2種類があります。
シナはウレタンサンダーストップというベタ塗りがしやすい仕様になっていて、水性ペンキでのカラー塗装がおすすめ。ラワンはあらかじめサンディングされているサンダー仕上げなので『ワトコオイル』などのオイル塗装や『BRIWAX』などのワックス塗装に向いています。
ちなみに、シナはペンキが塗りやすい代わりにオイルやワックス系の塗料は染み込まないので使えません。
今回はブルーの壁はシナで水性ペンキをベタ塗り、キッチンの袖壁はラワンにオイル塗装をしようと思います。
まずはブルーの壁から。シナに塗るのは『ベンジャミンムーアペイント』です。3400色以上の色揃えがあり、発色が良くムラになりにくいDIY向きな水性塗料です。色が多いということは色を決めるのも大変ということ!
toolboxショールームにある色見本帳をみてイメージのブルーを見つけていきます。
たどりついたのはこの辺り。なんとなくトーンが決まっても絶妙な違いのブルーがこれでもかと出てきます……。壁に合わせてみたり、オレンジっぽい照明に当ててみたり、自然光に当ててみたりして、直感を頼りに色を絞っていきました。
カラーサンプルなど小さい面積で色を決める時は、視覚効果で実際の色味と少し違って見える点に注意します。
明るい色は面積が大きくなるほど明るく、暗い色は面積が大きくなるほど暗く見えるそう。パキッと明るいブルーにしたかったので、ややくすんだトーンのブルーはさらに暗く見えてしまうのではないかと、最後に迷った2色のうちやや明るい「Big Country Blue(品番:2066-30)」をセレクトしました。「ベンジャミンムーアペイント」は一つ一つの色にユニークな名前がついているのも選んでいて楽しいポイントかもしれません!
また、「ベンジャミンムーアペイント」のホームページには時間帯ごとの光でみた時の色がわかる機能があり、そちらも参考になりました。
仕上がりのツヤは3種類。ツヤが強すぎない方が空間に馴染みそうなので、真ん中のエッグシェル(2-3分ツヤ)を選びました。
続いて、キッチンの袖壁の色を選びます。
ラワンに使うのは、木部用のオイル塗料「ワトコオイル」。調色することができるので、好きな色をつくれます。
オイル塗料は木材によって色が変わるので、今回塗装するラワン有孔ボードと色が近いラワン合板の端材に試し塗りしてみました(一口にラワンといっても色々な色があるので近しい端材を選びました)。
我が家のフローリングはこの「ワトコオイル」のエボニーという色で着色されているので、同じくエボニーを使おうかと思いましたが、試し塗りしてみると思っていたより濃い、すっごく濃い。それもそのはず、エボニーは「ワトコオイル」のなかで最も濃い色なのです。
これをそのまま塗ると冷蔵庫と大して変わらない圧迫感になりそうということで、エボニーに無色のナチュラルを混ぜて色を薄めてみました。
エボニーに少しずつナチュラルを足していき、ナチュラル3:エボニー1に辿り着きました。これくらいの薄さなら、部屋のトーンをそのままに存在感もそこまで強く出なさそうです。
必要な塗料が決まったところで、それぞれの塗料と「突っ張りウォールキット」を注文。「突っ張りウォールキット」には、有孔ボード金具もラインナップしているので、同時に頼んでおくといいと思います。
私はフックを20個とバータイプを12本購入しておきました!
最難関と思いきや?のこぎりで木材をカット
いよいよ作業当日です。今回はサブロクサイズに塗装するので、最低限サブロクがおける場所を捻出すべく、ワンルームの狭い部屋で家具などを避けておきます。
木くずが出るのでマスカーで養生。幅2700mmのマスカーを使ったので、壁にテープを貼ったらあとは広げて端を止めるだけでOKでした。マスカーにも幅と長さに種類があるので、今回の場合は大きめのものを選ぶと養生が楽だと思います。
木材のカットをしていきます。まずはラワンの有孔ボードから。ラワンの有孔ボードを切るラインに墨出ししていきます。
端から690mmのところに何ヶ所か点を打って、ラインを書いていきます。ちょうど有孔ボードの穴の縁あたり。穴を避けた寸法にすると綺麗に仕上がります。
サブロクサイズの有孔ボードを台(ローテーブル)にのせて切っていこうとしたのですが、やはりかなりの大きさ。
今回のように薄くて大きな材料をカットするときには、板が暴れやすいので、できるだけ全体が安定する台などの平面において作業することをおすすめします。
台が小さめで自分で押さえるだけでは板が暴れてしまうので、クランプで2ヶ所固定。
切る箇所の端に切り込みを入れて、切り進めていきます。
この時のポイントは、のこぎりを平行に動かして墨線の上に溝をつくりながら切っていくこと。最初から垂直に近い角度でのこぎりを動かすと刃が材に引っかかってうまく切り進められません。溝をつくってガイドにすることでまっすぐ且つ切りやすくなりました。
この長尺に切るのが大変だろうなと覚悟していましたが、案外スルスルと切れていきます。
後半はクランプを外しても大丈夫でした。有孔ボードのカットに10分もかからなかったように思います。
切れたら断面を軽くサンディングしてささくれをとっておきます。
次は2×4材のカットです。先述した通り、梁がある関係で4本中3本を切ります。
2020mm-60mmで1960mmにカットするのですが、ラワンが思ったよりもうまく切れてテンションが上がっていたのか、2020mmを2200mmと勘違いして、一度2140mmにカットしてしまいました。
本来よりも長めに切っていたから良かったものの、間違えて短く切っていたら柱がなくなるところでした。危ない危ない。私のように数字が苦手な方は、紙に書いたり電卓を使うなどして間違えないように注意してくださいね。
先ほどと同じ要領でカットしていきます。2×4材は国産のスギ材。やわらかい材質のため手のこでも簡単に切ることができました。
切るのに少し苦労した材にはちょうど小口に節が。節があってものこぎりで切れないというレベルではなく、時間をかければ問題なく切れました。
最後に軽くサンディングしたら完成です。ちなみに「突っ張りウォールキット」の専用金具はアジャスターで15mm程度の調整がきくので厳密にならなくても大丈夫。小口も金具で隠れるのでほどほどのサンディングで大丈夫です。
木材のカットが終わりました!ここが最難関だと思っていたので、案外すんなり終えられて一安心です。
素人でも大丈夫!「ベンジャミンムーアペイント」がすごい
シナ有孔ボードに「ベンジャミンムーアペイント」を塗装していきます。切断作業をしたら養生に木くずがかなり落ちてしまっているので、養生をしなおします。
ツルツルしている方がウレタンサンダーストップ加工がされている表面です。
塗装する前に、塗ったときにゴミを巻き込んだり、ムラになってしまわないように、ウエスで塗装面を綺麗に乾拭きしておきます。
「ベンジャミンムーアペイント」の「Big Country Blue」で塗っていきます!今回は塗装する面積が少ないので、0.9L缶を購入しました。
よく振ってから開けるとたっぷりの塗料!素敵なブルー!まさに理想通りの色にモチベーションが上がります。
使うのはバケットとセットで使えるローラー用のしごき板。使いそうな分だけをバケットに取り出します。ここは勢いよくやらないと缶が塗料まみれになるので思い切って缶を傾けましょう。
ローラーに塗料をしっかりつけて、しごき板で余分な塗料を落とします。
ローラーを転がしていくと……理想的なブルーに染まっていきます!
色が理想的なのに加えて、発色の良さとムラのできなさに感動しながら、どんどん塗り進めていきます。楽しい!
塗り残しはローラの角で埋めながら……
あっという間に塗れました!一度塗りだけでこの発色。ほぼ初めて塗装するような自分でも満足がいく仕上がりに「ベンジャミンムーアペイント」の凄さを感じました。
しばらく乾かす必要があるので、私のベッドで養生ごと寝ていていただきます。
ちなみに、バケットに出した塗料が余ったので、キッチン下の収納に使っていた木製の棚を塗装してみました。このポップな色味がとても好みで、いろんなものを塗りたい欲が……。直感にしたがって選んだブルー、我ながらナイスチョイスでした。
一度塗りでもムラなし!ラワン有孔ボードにオイル塗装
次はラワンの有孔ボードに「ワトコオイル」を調色して塗っていきます。触ってよりすべすべしている方がサンダー仕上げ加工がしてある表面です。
塗装する前にカットした時の木くずや最初からうっすらとついていた木くずをウエスで拭いておきます。細かい木くずがかなりついていたので、濡らしてからしっかりと絞ったウエスで拭いて少し乾かしておきました。
「ワトコオイル」のエボニーとナチュラルを用意。今回は会社に残っていたものを使いましたが、新たに購入する場合はどちらも小さい方の缶(200ml)で足りると思います。
よく振ってから缶を開け、小さいバケットにまずエボニーを入れていきます。どのくらいの量が必要かあまり見当がつかないので、一旦バケットの1メモリ分。
次にナチュラルです。
ちなみに「ワトコオイル」の缶は、蓋をグッと押して缶の蓋を外し、中蓋を外します。これ、意外と知らないと全く開けられないので覚えておいてください。
1メモリ分のエボニーに対して、3メモリ分のナチュラルを入れます。
ハケのゴミや抜け毛を落としてから、ワトコオイルを混ぜて……
先ほど切り落としたラワン材に塗って試し塗りしてみると……あれ、なんか濃い?ウエスで拭き取ってみても思っていたより濃い。
ということで、さらにナチュラルを足しては試し塗りを重ねて、写真の右上の配分でいくことに。といっても、写真ではほとんど違いがわかりませんね……。乾いたらもう少し濃さは抑えられるかなと思います。
結果どのくらいの配分になったのか厳密にはわからなくなってしまいましたが、これだけの量があれば足りるでしょう。ナチュラル4:エボニー1くらいの配分だと思います。
ハケに「ワトコオイル」をつけて余分なオイルを落としてから、塗っていきます。
「ワトコオイル」はムラが出るイメージもありましたが、オイル塗装向きのサンダー仕上げがしてあるためか、意外といい感じ。
全体をハケで塗ったら、ウエスで余分なオイルをしっかりと拭き取っていきます。木目が綺麗に出て、塗りムラもなく綺麗に仕上がりました。
一度塗りで十分綺麗に塗れたのと、これ以上濃くしたくないため、こちらも乾かしておきます。
専用金具の取り付けは簡単!
ようやく、「突っ張りウォールキット」の専用金具の出番です。1枚壁を立てるのに2つ必要なので、今回は計4つ用意しました。ビスは付属します。
使い方は簡単で、2×4材の小口に金具を被せて、ビスで固定するだけ。アジャスターを回して突っ張るという仕組みです。金具が天井側になるようにしてください。インパクトドライバーがあると作業がスムーズです。
インパクトドライバーの基本的な使い方はこちら。
金具と2×4材をぴったり合わせたら、金具の穴の部分にビスを打ち込みます。2×4材はスギでやわらかいので下穴なしでもすんなりと打ち込めました。裏表全4箇所しっかりと固定しましょう。
ビスを両面打ち込んだのがこちら。金具に空いている穴の位置が微妙にずれているのでビスもずれているように見えますが大丈夫。これくらいのラフさがちょうどいいんです。
柱4本すべてに専用金具を固定したら、試しに突っ張ってみます!
黒いアジャスターを回して高さを決め、しっかりと突っ張ったら、ナットを一番下まで回してアジャスターが動かないようにしっかりと固定します。
長さも問題なさそうで一安心。アジャスターで15mm程度は調整可能ですが、2×4材が短めだと突っ張る余力がなくなってしまうので、寸法を間違えないようにご注意ください。
ビスが効いているかちょっと不安?有孔ボードを柱に固定
柱が問題なく立つことを確認できたので、最終段階へ!有孔ボードが乾いたら、柱に打ちつけていきます。
まず、有孔ボードの位置を決めていきます。
ブルーの壁は、2×4材が見える位置まで下げるか、金具が隠れるくらいできるだけ高い位置につけるか迷いました。2×4材が見えてしまうと浮いてしまう気がするけれど、天井までブルーの壁があると圧迫感があるように感じたので、間をとって金具だけが見える位置に取り付けようと思います。
キッチンの袖壁にするラワンの壁は、冷蔵庫周辺の換気を考慮して、下から20mmはあけることに。
位置を決めたらビスで有孔ボードを固定していきます。柱を立てた状態でビスを打っても良いのですが、有孔ボードを少し浮かせた位置に止めたいということもあり、安定して作業ができるように、一度柱を外してから床に置いて作業しました。
ビスは、25mmのスリムビスを使いました。有孔ボードにビスを固定するビスは付属しないので、ホームセンターなどで調達してください。
木と木を固定するので、「タッピングビス」か「スリムビス」と書かれているビスを選ぶのがおすすめ。長さは有孔ボードの厚さが5mmなのでその2倍の10mm以上あるものを選びましょう。2×4材は38mmなので30mmくらいになると長すぎると思います。
木に対して目立たないようにするには、クロメートなど黄みがかったビスを使うと馴染みやすいですが、今回はブルーの有孔ボードに対しても使うのでユニクロメッキを選びました。
また、有孔ボードに対してビスを打つときは、有孔ボードの穴にビスを打つと目立ちにくいです。
ビス頭が穴を抜けてしまわないサイズかどうかを必ず確認しておきましょう。有孔ボードの穴径はφ5mm、このビス頭はφ6mmなので打ち込んでも穴を通り抜けないサイズです。
穴に対してビスを打っていきます。スリムビスは木を引きつけるビスなので、専用金具を取り付けたときよりも2×4材に食い込んでいきます。インパクトドライバーの力が強すぎると深く入り込み過ぎてしまい2×4材が割れそうな感覚があったので、少しずつ回して力を加えると良いと思います。
ビスをしっかりと揉み込むと穴にビスが入り込んでしまい、有孔ボードにビスが効いているか不安に……。念の為、穴が空いていない箇所にも止めておくことにしました。穴に打ち込む場合は、ビス頭がもう少し大きいビスを使ったほうが安心かもしれません。
1本の柱に対して8本ずつしっかりとビスを打っていきます。
ラワンの壁も同様にとめて、壁が完成です!
ついに、壁を立てる!
有孔ボードがついた壁を立てていきます。アジャスターを低くしてから、電球を割らないようにそーっと取り付け位置まで運んで……
アジャスターで固定します。奥の方の柱は遠いのでしっかりと固定するのに一苦労。
なかなかアジャスターが固くてしっかり突っ張れる位置で回すのが大変だったのですが、作業グローブをつけたところすんなり回すことができました。夏場はグローブをつけると暑くて都度外して作業をしていたのですが、ゴムの摩擦があるのとないのとでは大違いでした!
ナットが固いときや最後に締め付けるときはレンチやペンチを使ってくださいね。
まっすぐ立っているか確認して取り付け完了!ちょうど冷蔵庫の目隠しになる壁になりました。
ブルーの壁も立てていきます。おー、いい感じ!
垂直に立てたら、アジャスターとナットを回して固定。
スマホの水平器のアプリで水平を確認してみました。バッチリ!
部屋にブルーの壁が誕生しました!金具だけ見せるスタイルも、金具が白壁と馴染んで目立たず、白壁が見えるので抜け感もあります。
フック、バーどう使う?有孔ボードフックの活用アイデア
有孔ボード金具を使って好きに飾ってみました!
「突っ張りウォールキット」の有孔ボード金具からフックと、バー100、バー150を使用。
ちなみに、国内で流通している有孔ボードの穴ピッチは25mmと30mmがあります。「突っ張りウォールキット」は25mmなので25mm用のフック類を揃えていますが、他の有孔ボード用のフック類を使用する際にはサイズに注意して選ぶようにしてください(海外製のものは規格が異なります)。
ブルーの壁がこちら!アートフレームをフックに引っ掛けて飾ったり、バー100を2本並べてタイルを置いてミニ棚にしてみたり、お気に入りのショップカードを直接貼ってみたり。
いつも部屋にあったものたちなのですが、ブルーを背景にすることでそれぞれの色がグッと引き立てられている気がします!
個人的にはこの小さなアートとブルーの組み合わせがかなりお気に入り。
キッチンの袖壁はこんな感じ!
キッチンツールをフックでたくさんぶら下げたり、バーで棚をつくって調味料を置けるようにしてみました。
キッチンペーパーを入れている無印良品のティッシュケースが、バー150にぴったりフィットしたのも嬉しかったです。
我ながらナイスアイデア!と思ったのは、2本のバー150を隣に並べてワイングラスホルダーにしてみたこと。念の為輪ゴムで広がらないようにしていますが、今のところいい感じです。
賃貸に壁を立ててみたら
切って、塗って、ビスで固定するという、初心者にしては色々な工程があるDIYでしたが、有孔ボードへの塗装のしやすさや、木材の切りやすさに助けられ、無事終えることができました。仕上がりは思った以上でとっても満足しています。
家の玄関をあけるとブルーの壁が出迎えてくれる毎日。自分が元気をもらえる色を選んでよかったなと思います。
グリーンが生き生きとして見えるのも気に入っているポイント。定期的に飾るものを入れ替えていろんなものたちを引き立てたいなと思っています。
キッチンは収納が悩みだったので、すっきりとものがしまえるようになりました。IHの隣にある壁ですが、IHから20cm以上は離れているので、今のところ油汚れなどは気になっていません。
建具の色ともマッチしているので空間に馴染み、カッティングボードなどの木製品とも馴染みがいいところも気に入っています。
ものが多くていつもごちゃつきがちな部屋でしたが、ものを飾りながらすっきりさせられるようになったり、自分の部屋にぴったりな色を取り入れることで、いつもより明るいポップな気持ちにさせてくれたり。
賃貸というだけで空間の色々なことを諦めてしまいがちですが、壁がつくれるとなれば、やりたいことやアイデアも生まれてくるはず。この壁をつくるキットが賃貸ライフを少しでも楽しいものにしてくれたら嬉しいです。
想像していたよりも難易度が低かったので、DIY初心者の方もぜひ挑戦してみてください。