密やかにロングライフデザイン
ぽってりすぎずシャープすぎない、絶妙な厚みと滑らかなエッジ。
均整のとれたフォルムとつるりとした質感が凛とした雰囲気を漂わせつつも、やわらかな曲線が愛くるしさも感じさせる『陶器のラック』。
木や金属を使ったラックが多い中、陶器でできたラックは新鮮な印象を抱かせますが、実はこれ、ずっと昔から作られ続けている製品なんです。
耐久性が高く衛生性が維持しやすい陶器。使用頻度が多く汚れがつきやすいシーンでの使用に向いているため、団地や公共施設、公園などのサニタリーで多く使われてきました。
どことなくレトロ感も感じるのは、そうした歴史が背景にあるからかもしれません。
今改めて注目したい、用の美を備えたロングライフなプロダクトです。
キッチンの傍らに
元はサニタリーパーツとして生まれた「陶器のラック」ですが、キッチンのスパイスラックとして使ってみたら、見た目も機能も、思った以上にピッタリハマりました。
キッチンでは、必要なものがすぐ手に届く位置に欲しいもの。フライパンやキッチンツールは比較的スムーズに居場所が決まりそうですが、スパイスを置くのに最適な場所がなかなか定まらないという方は多いのでは?
コンロのすぐそばに設置しても陶器製なので熱に強く、拭き掃除もしやすいので油で汚れてもさっときれいにでき、ようやく居場所が定まりました。
水がかかっても大丈夫なので、シンク前に設置してソープやスポンジを置くスペースにもできます。
幅は450mm、奥行きは140mmで、手元高さにあってもスペースを邪魔しないサイズ感。キッチン天板の作業面を確保しながら、すぐ手に取れる使いやすさも、きれいの維持しやすさも叶えられます。
お気に入りのスパイス入れが映えるコーナーがつくれます。
ちょっとした物置きに
小ぶりで設置場所を選ばないので、「ちょっとした棚が欲しいな」というところに手軽に付けられるのもこのラックの魅力。
棚受けを使わず、ビス3本で壁に取り付けるだけで完了します。
洗面空間の小物置きやトイレのスマホ置き場といった水回りでの使用に限らず、玄関で鍵や腕時計の置き場所にしたり、アクセサリーやグリーンを飾る棚にしても良さそうです。
棚面のエッジが立ち上がっているので、置いたものが転がり落ちにくいのもうれしいポイント。
専用の居場所をつくったら、お気に入りの小物たちが一層活躍してくれるはずです。