目立たず明るく
ライティングレールだけど、ダウンライトのような存在感控えめの照明器具を使いたい。
特にリノベーション空間では天井高さを上げるために躯体直天井にすることが多く、そうすると配線を天井裏に隠蔽する形になるダウンライトは使えません。
ライティングレールを使うとなると、スポットライトでもいいんだけど、照らす向きは固定でいいし、なるべく存在を主張しないものがいい……。
そんな場面にぴったりの、ライティングレール用の照明です。
マットな質感に、これ以上ないくらいプレーンなデザイン。手のひらサイズのコンパクト設計で、一般的なスポットライトと比べても小さくて驚きました。それでいて、明るさは100W相当とパワフル。
シーリングライトのように部屋全体を明るく均一に照らし、天井が高いオフィスでも、床まで光が届かないという心配は無さそうです。むしろ天井が低い住宅や、小さなスペースには眩しすぎるくらいなので、ある程度広い空間の方が良いでしょう。
スタッフの体感として、1灯で10㎡(約6畳)は十分に照らせます。
くつろぎのリビング空間というよりは、明るさを確保したいオフィス向きかと思います。toolboxのオフィス改装サービス「skeleton&tools OFFICE」でも採用しています。
スイッチをつけてから光るまで一瞬のタイムラグがあるので、入切が頻繁なお部屋よりも、一度つけたらしばらく消さないような場所の方が相性良しです。
一般的なスポットライトのようなネック部分がないので、真下に光を当てたい場所には、スポットライトを下向きに使うより見た目がスッキリ。天井や壁に光を当てたい時は、『スポットライト』やブラケット照明などとの併用がおすすめです。
在宅ワークやリビング学習にも
自宅を作業場として働く人にとって、照明は仕事効率を左右する大事なポイントです。パソコン作業や創作は明るさを求めるので、日中でも照明が必要な場合がありますよね。
また、子供のリビング学習では、照明が暗いと目が悪くなるんじゃないかと、親としては気になります。そんな時も、ライティングレールを採用している住宅でしたらお使いいただけます。
食事やくつろぐ時は明るすぎてしまうので、これから家づくりをする場合は、照明のスイッチ(回線)をいくつかに分けておくと、明るさや光の色の使い分けができて良いですよ。
色温度が切り替え可能
光の色を「暖色」と「白色」で切り替えできます。オレンジすぎない自然な電球色(3000K)と、キリッとした昼白色(5000K)。使う空間やそこで行う作業に合わせて、光の色を切り替えてお使いください。
切り替えスイッチは照明器具本体の上面(取り付けた際のライティングレール側)に付いています。ライティングレールに取り付ける際に設定してください。リモコンや壁スイッチで切り替えできる仕様ではありませんのでご注意を。
カラーは3種類
本体カラーはホワイト、ダークシルバー、ブラックの3種類。ライティングレールに揃えるのが良いでしょう。
取り付け方は、スポットライトと同様にひとひねりで簡単です。
電球交換のできないLED一体型の照明となりますが、使用しているLEDの寿命は40,000時間なので、1日11時間使っても約10年間は取り替えが不要ということになります。
働く環境にもデザイン性と心地よさが求められる時代、シンプルかつ機能的な照明は重宝するはずです。