CNCルーターで一枚の合板から形をくり出していく。

デジタルファブリケーションの可能性

「デジタルファブリケーション」って聞いたことありますか?レーザーカッターやCNCルーター、3Dプリンタなどの、コンピュータと接続されたデジタル工作機械によって、CADデータの通りに、木材、アクリルなどの様々な素材を自動で切り出す新しい技術。

この新しい技術を使って、空間に合わせてサイズオーダーできる、使いやすい家具を提供していこうという新しい試みです。

その名も「DOGBONE(ドッグボーン)

製造業の工場がひしめく東京・蒲田に拠点を構える若いクリエイターを中心としたものづくり集団 「@カマタ」との協同プロジェクトです。

直線と角が丸い形を切り出す特徴が「犬の骨」に似ているので、そのままプロジェクト名になりました。

空間に馴染むニュートラルなデザイン

ご用意したのはデスク、ミーティングテーブルの2種類。幅をミリ単位でオーダーしていただけます。

デスクとミーティングテーブルの基盤となる素材は、ホワイトバーチ積層合板。白っぽい色味で強度のある木材です。シナ合板に色味は似ていますが、小さめの渦のような木目が特徴的。

基盤の素材はホワイトバーチ。白っぽい色味で強度のある木材。

テーブル、デスクは板の厚み部分が積層合板の縞模様。

CNCルーターという機械で、オーダーサイズで作成された図面の線の通りに板を切り抜いていくのですが、機械の特性上、入隅(内側の角のこと)は鋭角な切り抜きはできません。この丸みがかったカーブのある形が、木のベースと合わせて柔らかな印象をつくりだし、デザインの特性にもなっています。

製品は、一枚の大きな合板から効率よく材料をくり貫き、パーツ別の状態でお届け。お客様の方で付属の六角レンチとボルト、ビスを使って組み立てていただきます。

オーダー家具で叶える快適オフィス

実際のオフィススペースを参考に、おすすめの使い方をご紹介します。

「デスク」タイプは、壁付けまたは向かい合わせで使うことを想定し、天板の奥側を支点に開いた脚がついたデザイン。大きなサイズを、数台組み合わせて、島型配置すれば、テーブルの脚も少なく足元すっきり。オプションで天板に配線コード用の穴開け加工も可能です。

「ミーティングテーブル」は、脚が大の字に開いた打ち合わせ用テーブル。幅はミリ単位、高さは2種類から選択が可能。

人数分のデスク、打ち合わせスペース。オフィスに必須のこれらの要素を、どう構築していくかがオフィス空間づくりの肝。使う家具のデザインが揃って空間サイズにぴったり合っていたら、床や壁の素材を凝るよりも見た目の変化も大きいと思います。

デスクは複数台組み合わせての活用も。オプションで天板に配線コード用の穴開け加工も可能です。(写真は旧仕様)

ミーティングテーブルは、ダイニングテーブルとして使うのもおすすめ。幅は2400mmまでオーダーが可能なので、大人数が集えるロングテーブルを家に、というスタイルも実現できます。

気持ちよく居心地のよい空間づくりをオーダー家具の力で、叶えてみませんか?

大きなテーブルを一つ置いて、食卓も仕事も勉強もここで、という使い方も良さそう。(写真は旧仕様)(撮影協力:株式会社リビタ、studio niko)

CNCオーダー家具の全3商品

担当:荒川 / テキスト:来生

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