壁を灯して空間に奥行きを
壁をポイントで照らす室内用の小ぶりのブラケット照明。
例えば、廊下や階段などに。壁に陰影が生まれることで空間に奥行きが生まれ、ぐんと雰囲気がよくなります。
お気に入りのアートを照らしたり、複数灯並べて壁と照明だけでただの壁に光の陰影をつけたり。そんな風に使ってほしい壁付け照明です。
小さめブラケット照明は、ベッドサイドテーブルを照らす、なんてホテルのような使い方も空間を垢抜けさせてくれそう。また、オフィスのエントランスサインを灯すなんて使い方もおすすめです。
壁付け照明を空間演出の小道具として使いこなしてみませんか?
昼も夜も絵になります
ブラックの丸い座からまっすぐに伸びる細いアームが直角に曲がり、下向きの小ぶりなシェードにつながります。
実はこの照明、ペンダント照明の『アルミニウムライト』と同じシリーズのブラケット版。
アルミシェードは無機質で、軽やか、その静かな輝きが特徴的。点灯しない昼間も照明器具そのものが絵になり、あかりを灯せば、シェードの内側に光が反射して下方向にやわらかく広がります。
シェードは、平皿のような「Aシェード」と、三角錐の「Cシェード」の2タイプ。シェードが小ぶりで、黒いアームも細いシルエットなので、レトロでやさしい雰囲気があります。
手作りの縞模様
アルミシェードは「へら絞り」という昔ながらの職人技で作られています。
へら絞りとは金属の伸びる性質を利用した加工で、日本が誇る高度な金属加工技術のひとつ。
回転させた金属板に、へらと呼ばれる棒状の道具を押し当てて、継ぎ目のない立体物を成形していきます。
イメージとしてはちょうど陶芸家がろくろを回す様子に似ています。古くから鍋ややかんなどの加工に用いられ、現在でもロケットの先端部分やパラボラアンテナは、この「ヘラ絞り」によって加工されています。
へら絞りで仕上げられたシェードは、かすかに刻まれた美しいラインが特徴。
何も塗装を施さない素のままの表情をお楽しみください。
電球との組み合わせも楽しんで
目線より高い位置に取り付けるので、下から見上げることになる電球にどんなものを選ぶかも大事なポイント。
おすすめは、「Aシェード」には『白熱アート電球』オーソドックス(E26)40Wフィラメントが近くてみてもまぶしすぎず、それ自体もアートのよう。
両方のシェードに合うのは、小ぶりなΦ50mmの『白熱ボール電球』クリアボール50(E26)40W又は、ホワイトボール50(E26)40W。
クリアの電球は、硬質なアルミニウムの素材感が強調され、ラボっぽい雰囲気。ホワイトボール電球との組み合わせは、やわらかでレトロな雰囲気に。
40W以下の、ほのかな光がおすすめです。
あかりを取り付ける場所は、天井だけじゃありません。壁を照らす照明でワンランク上の空間演出をしてみませんか?