やっと出会えたキッチン水栓
システムキッチンの大きなシンクは、隅々まで掃除がしやすいよう、ホースが伸びる水栓が便利ですよね。大きく重い鍋も持ち上げず、シンクに置いたまま洗えたりと毎日キッチンを使う人の頼れる相棒となってくれます。
ニーズの高いホース式の水栓ですが、価格的にもデザイン的にもなかなか気に入るものが見つからず、数々の水栓を探し回って、やっと満足のいくものを見つけました。
「え!これがホース式の水栓?」と思うほどの自然な佇まい。職人気質が詰まったイタリア製。日本国内では、toolboxのみの販売となります。
惚れたのは自然な佇まい
機能的には便利なホース式水栓ですが、引き出していないときの時間の方が圧倒的に長いですよね。だから引き出していない時の見た目のデザインはとても大切。
一般的なホース式の水栓は、ボタンがついていたり、吐水口のサイズが大きくなっているものが多いのですが、この水栓は、言われなければ気付かないほど引き出し部分のディティールが自然で美しいのです。
スパウトの細さや全体のサイズ感も、キッチン全体のバランスで見たときの大きなポイント。引き出し式の水栓の場合、スパウトの中にホースを仕込まなければいけないので、外形が太くなりがちなのです。
輸入物の水栓は海外の方の体格と大きなキッチンに合わせてか、水栓そのものも大きく、日本のキッチンではアンバランスに感じてしまうことも。
この『ハンドホース水栓』は、スパウトも細く、スパウトと交差する下部の操作部の位置が他の水栓より低めについています。これが重心低めのいいバランスに。また、サイズも他の海外製に比べると少しだけ小ぶり。
決して小さいわけではないけれど、日本のシステムキッチンにも合う「ちょうどいい」サイズ感なのです。
使い方も至って簡単。先端部分を軽く持って引き出すだけで、するするとホースが伸び、手を離せばゆっくり自然に元の位置に引き込まれていきます。
水の出方は、泡沫吐水(ほうまつとすい)という、水に空気を含ませた柔らかな触感の水流方式で、水はねが少ないこともメリットです。
MADE IN ITALY
この水栓はクオリティにこだわるイタリア製。材のすべてイタリア国内にて製造をしています。
イタリア人は高級車や靴などにみられるように、製造業はとっても職人気質で、これらの水栓もまた、地元の職人さんたちによって作り上げられています。
例えば、ハンドルのレバー部分。車のブレーキなどもそうですが、どうしてもこういう操作部分って軽すぎると使いづらいし、安っぽく感じてしまうもの。この水栓の少し重めのハンドルは、微妙な水量の調整も可能で高級感があります。
引き出しのホースにもこだわりが。
給水給湯の接続ホースは金属製ですが、引き出しホースだけ樹脂製になっています。このホースが金属製だと、引き出すときにスパウトと擦れてガラガラと音がなってしまいますが、高い水圧にも堪えられる特殊な樹脂を使うことで、ホースを引き出した時の摩擦音を軽減し、毎日の使う際のちょっとしたストレスを取り除いているのです。
こういったひとつひとつのパーツからもメイドインイタリーの技術とこだわりを感じられます。
場面に合わせて選べる豊富な展開
ラインナップは7種類。
グースネック型は、クロームメッキ仕上げとサテンメッキ仕上げの2展開。
光沢のあるクロームメッキ仕上げはスタンダードでどんなシステムキッチンにも合います。比較的お手頃な価格なのもうれしいポイント。
サテンメッキ仕上げはシルキーな表情で上品さをもち、水垢が目立ちにくいメリットも。セラミックや人工大理石のようなちょっとラグジュアリーなテイストはもちろん、モルタルなどの無機質な素材にもよく合います。
アングル型は、クロームメッキ仕上げとサテンメッキ仕上げに加えてホワイトとブラックの4展開。
マットな質感のブラック仕上は、空間を引き締め大人な雰囲気に。ホワイト仕上は、木質やタイルになじむ優しい雰囲気です。
デザイン性と機能性を兼ね揃えたハンドホース水栓。
こだわりのイタリア製を使い込んでください。