キッチンベース

「オリジナルキッチンがほしい。」その言葉には、キッチンの形や収納の仕様といったことも含まれているかもしれないけれど、大体は「面材の仕上げや把手などのパーツを自分好みにしたい」ってことだと思うんです。

システムキッチンの機能に不足はないけれど、面材の仕上げや把手などのパーツは、決められたオプションから選ぶ形がほとんど。でも、キッチンの「見た目」は、空間デザインや、日々使っていく上での愛着づくりに欠かせない、キッチンの「満足度」を左右する重要なポイントです。

だったら、面材の仕上げや把手などのパーツを好きなものに変えられるキッチンがあればいいんじゃない？

ということで、ご用意したのがこちらの『キッチンベース』。

システムキッチンでありながら、見た目を好みにカスタマイズできる、新しいスタイルのキッチンです。

キッチンベースは、MDFの面材が取り付けられたシステムキッチン。MDFの面材は、システムキッチンを工場で製造する際に仮に取り付けられるもので、最後に化粧合板などの面材に取り替えられて完成します。つまり、キッチンベースは完成一歩手前の状態のキッチンです。

このMDFの面材を、好みのデザインや仕上げを施した面材に取り替え、把手も好きなものを取り付けて、オリジナルキッチンをつくることができます。

古材の面材にしてみたり、框付きのデザインにしてみたり、カラフルな塗装で仕上げた面材に取り替えるのも良し。

背面カウンターなどと仕上げを揃えれば、より完成度の高いオリジナルなキッチン空間が実現できます。

把手も好きなものを付けることができるので、『把手の金物』を長めにサイズオーダーしてタオル掛け兼用にしてみたり、キッチンツールを吊り下げるバーも『ハンガーバー』で、素材をお揃いにしてみるのもおすすめです。

好みの面材の仕上げと把手などのパーツを見繕って、設計士の方や工務店の方にご相談ください。

面材が変えられること以外は、ちゃんとしたシステムキッチン。機能性はしっかり確保されています。

天板は、傷の目立ちにくいステンレスバイブレーション仕上げ。シンクは大きな鍋も洗いやすいゆったりサイズです。

収納部分はソフトクローズ機能付きの引き出しで、大きな引き出しの中には内引き出しも付いています。

水栓・コンロ・食洗機はオプションからお選び頂けます。

プランは「壁付け型」（奥行き650mm）と「対面型」（奥行き720mm）から選ぶことができます。

「壁付け型」を腰高さの壁と組み合わせて対面型キッチンにすることもできますし、両方向から作業できるようにしたいなら「対面型」を。

どちらの型も高さは850mmと男女ともに使いやすい高さで、幅は2400mm・2550mm・2700mmの3サイズをご用意しています。

「面材を変えられます」と言いつつも、実は結構、このMDF面材の表情も悪くないなと思っていて。

MDFは木質繊維に接着剤を加えて板状に成型したもので、カラーボックスの芯材などによく使われている素材です。

水に弱いのでそのままでは使えないんですが、木部用シーラーと水性ウレタン塗料のクリア塗装などで防水と汚れ防止をすれば、MDFのカジュアルな表情を楽しむキッチンが出来上がります。

また、MDFに直に加工する方法として、木部用シーラー＋お好きな色の塗料で仕上げてもいいし、『ウッドウォールパネル』などの薄い板をボンドで貼ったり、細い板を貼り合わせてみるのもいいでしょう。

なお、MDFに直に加工する際は、表層仕上げと小口への防水処理も忘れずに。そもそもMDFは耐久性の高い素材ではないので数年しか楽しめないかもしれませんが、劣化してきたら面材ごと取り替える！　という前提で、こんな楽しみ方もいかがでしょう。

ゼロからつくるオリジナルキッチンは憧れますが、コストの見積もりや完成形のイメージが難しいものでもあります。

システムキッチンの便利さと自分らしさの表現を両立するキッチンベースは、「オリジナルキッチンづくり」の新しい提案です。

自分らしいキッチンづくりを、もっと身近に、スマートに。

アイデアとオリジナリティが溢れるキッチン事例のお写真が届くのを楽しみにしています！

キッチン下部を自由に造作したいなら『オーダーキッチン天板』をご検討ください。