作業台や簡易デスクとして
DIY好きにはお馴染みの『ソーホースブラケット』。規格サイズの木材と組み合わせることで、作業台や簡易デスクを作ることができるアイテムです。
「ソーホース(SAWHORSE)」は直訳すると「ノコギリ馬」という意味で、木材などをカットする際に使う簡易な作業台のことを「馬脚」と呼んでいます。
本来は工事現場などで使うアイテムですが、簡単に組み立て&解体でき持ち運びも可能なため、店舗やオフィス、イベント会場などで使う展示台になったり、家の中でちょっとしたデスクや作業台として使われるなど、手軽に使えるアイテムとして使用シーンが広がっています。
待望のスリム化
組み合わせて使う木材は、これまで2×4(ツーバイフォー)材を使うものが一般的でした。2×4材の太さは約38×89mmあり、ちょっと重くて見た目もごつい。重作業をする作業台として使う場合には適しているのですが、店舗やイベントなどで使う場面を考えると、もうちょっとライトだとうれしい……。
そんな要望から生まれたのが、今回ご紹介する2×2(ツーバイツー)材用のソーホースブラケットです。2×2材の太さは約38mm角。従来の2×4材を使ったものに比べ、スマートなソーホースをつくることができます。
こちらのブラケットはボンデ鋼板という素材でできており、色はマットなシルバー色。オプションの2×2材は国産のスギ材。赤みがかったやわらかな色合いです。
組み立てのポイントは2×2材のカット
ブラケットを2個と、2×2材を5本で、ソーホースを1脚つくることができます。ソーホース2脚に天板を載せると、台として使うことができます。その場合はブラケットを4個と2×2材を10本ご用意ください。
組み立て作業に必要な道具は、定規、のこぎりとプラスドライバーのみ。まずは、使いたい高さを決めて脚となる2×2材をカット。1つのブラケットに脚を2本しっかりと差し込み、ビスで固定。このセットを2つつく作って、2つの頂上部分にもう1本、2×2材を水平に渡してビスで固定すれば、ソーホースが1脚完成します。
組み立ての様子は記事にしています。
脚となる2×2材は、脚を開いた際に安定しやすいよう床につく側を斜めにカットするのがポイントです。
組んだ脚は多少横揺れするので、天板を載せてその上で作業をする場合はご注意を。テーブルとしての耐荷重は40kgほどが目安。軽量なものを載せる台としての利用が向いています。
テーブルの脚としてより安定感のある脚をお探しの場合は、これ以外にもさまざまなテーブル脚を販売しています。
あんな使い方も、こんな使い方も
インスタグラムなどで「ソーホースブラケット」と検索してみると、作業台やデスクといった使い方のほか、キャンプでの作業台、グリーンを置く棚、1脚で自転車スタンドにするなど、「こんな使い方もできるのか!」と夢が広がる、さまざまなアイデアをみることができます。
2×2材は、2×4材に比べスリムなので、シンプルなインテリアにもなじみます。本格的なデスクを買う前に、とりあえず、買ってつくっておく。急な大勢の来客時にリビングに運んで活躍させるなんて可能性も。
水平に渡した一番上の材を外せば、山型に開いた脚をぴったりと折り畳むことが可能なので、使わないときはコンパクトにして収納でき、持ち運びも容易。
空間や用途に合ったサイズでつくれることもうれしいポイントです。