溶け込む「白」
日常の暮らしの中でキッチンを使う時間をONとOFFで表現すると、OFFタイムの方が長いもの。そのわりに存在感が大きく、常に目につく存在なのがキッチンです。
家具的なデザインにしたり、業務用っぽくしたり。いろんなデザインアプローチのキッチンがある中、今回目指したのは、ONタイムは調理シーンを引き立て、OFFタイムは部屋のインテリアに溶け込むようなキッチン。
そうして「使いやすさ」「軽やかな存在感」「お手頃な価格帯」にこだわって出来上がったのが、『ホワイトミニマルキッチン』です。
ふわりと箱が浮いたようなプロポーションは圧迫感がなく、足元が空いているので空間を広く見せる効果があります。水平ラインが美しく見えるように面材の接続部分やスリットにも気を配り、壁面にすっと寄り添うデザインに仕上げました。
自身は主張しすぎることなく、それでいて空間を引き立ててくれる、黒子的な存在感が特徴の真っ白なキッチンです。
こだわりの素材・ディティール
このシンプルなキッチンを構成するのは、白い天板とベース部分、ステンレスシンクの3パーツ。
天板は、デュポン社製の人工大理石。主張を抑えるために、マットな質感のものを採用しました。
本体のベース部分とオプションのキャビネットには、パーチクルボードの密度が高く強度に優れたヨーロッパ製の低圧メラミン板を使用しています。
シンクはステンレス製で、継ぎ目のないシームレス構造になっており、ゴミが溜まりにくくお手入れも簡単。深型の鍋も洗いやすい広さを確保しています。
また、一番小さいW1200サイズを除き、シンクと加熱機器のあいだの部分には、小物の収納に便利な引き出しが付いています。
賃貸・改装ニーズに応えるサイズ展開とオプション
既存空間の改装や賃貸物件でのニーズにもお応えしやすいサイズ展開もホワイトミニマルキッチンのポイント。
幅は1200mm・1500mm・1800mm・2100mm、奥行きは500mm・550mm・600mmで、全9サイズあり、壁付けタイプなので、高さは自由に設定が可能です。
加熱機器、加熱機器の開口、水栓、配管隠しにもなるキャビネットはオプションで選択できます。
特にワンルームの賃貸住宅ではレイアウトの制約があり、キッチンは玄関から続く廊下に配置されるか、居室の一角に配置されるケースがほとんど。ホワイトミニマルキッチンは下部がオープンなので、ワンルームの賃貸住宅でも広がりを感じるキッチンをつくることが可能になります。
下部がオープンなキッチンは、そこにキャスターワゴンを置いたり小型の冷蔵庫を置くなど、使う人が自分の使い勝手に合わせてアレンジすることができるというメリットもあります。
住宅寄りでも業務用寄りでもないニュートラルなデザインは、オフィス空間での使用もおすすめ。ほかと差別化できる賃貸物件にしたいとお考えのオーナーさんは、ぜひご検討ください。
見えていても嫌じゃない、インテリアの一部として絵になるキッチン。
きちんと片付けて使いたくなる、使う人の愛着も育むキッチンです。
よりシャープなイメージをお求めの方は、壁付け・脚付きタイプのあるオールステンレスの『ミニマルキッチン』を、あたたかみのある木製のキッチンをお求めの場合は『木製ミニマルキッチン』どうぞ。