ガラス製のステム(真ん中に見えるガラスの支柱)もフィラメントも大きくて迫力満点。

漁り火を部屋に灯す

漁り火(いさりび)というのは、夜間に魚を集めるために海面に当てる光のこと。昔はかがり火を焚きましたが、今はライトを使います。

今回ご紹介する電球は、実際に漁船で使われている集魚灯の面影を残しながら、家庭用インテリアとして安心して使えるようにしたもの。本来は漁をするための電球ですが、その特徴的なカタチが室内でとっても映えるんです。

遠くからでも目を引く巨大なガラスグローブは、シルエットが主張してそれだけで存在感があります。電球を構成するパーツも普通の電球と比べるとビッグサイズ。

その大きさもあってさぞかし眩しい明かりと思われるかもしれませんが、ふつうの電球と同じくらいの明るさにアレンジしてあります。点灯するとガラスグローブ越しにスッと伸びる光が優しく室内に広がります。

実際に漁船で使われているイカ球。(同一商品ではありません)

老舗メーカーによる国内製造

白熱球を作っているのは、大正時代に漁業用電球の専門メーカーとして創業した会社です。世界で初めて蓄電池を電源とする低電圧用集魚灯の開発に成功、漁業の夜間操業を可能にすると共に漁獲高の大幅増に貢献しました。長年培った技術と実績に裏打ちされた電球の発光性・耐久性は折り紙付きです。

フィラメント(光る部分)は『耐振電球』と同じ7点で支える構造。さすが海上で使われる電球がもとになっているだけあって、揺れの多い不安定な場所でもしっかり発光する丈夫さがあります。

ガラスグローブ越しに光が優しく広がります。(写真提供:オフィス・エコー)

ちなみに、こちらの電球はインテリア用に加工してあるため、屋外や水滴のかかる場所での使用はできません。その点はご留意ください。

イカ球とサンマ球と集魚球

電球としてはちょっと変わったネーミングですよね。実際の漁ではその獲物によって電球のカタチが異なっていて、獲物の名が電球の名前となって使われているんです。

ラインナップでいちばん大きなものは「イカ球」。人の顔より大きくてビックリする大きさです。主役になるサイズですので、目立つ場所にぜひ! ただし、口金のサイズも一般的なE26よりも大きいため、『船舶照明』漁り火ライトのような専用の灯具や、E26からE39への口金変換アダプターをご使用下さい。

「イカ球」は主役級の存在感。(写真提供:HOUSE YUIGAHAMA)

「サンマ球」はラインナップの中では小さめの使いやすいサイズ。面長な美しいシルエットが特長です。キッチンやダイニングなどに幾つか並べて取り付けるのも素敵です。

(左)サンマ球と(右)集魚灯の大きさの比較。

「集魚球」は漁船の船上灯として使われている電球。電球をそのまま大きくしたような丸みのある雫型のシルエットです。シンプルなソケットタイプの灯具とバランスが良い大きさです。

「集魚灯」は一灯でも絵になるフォルム。(写真提供:株式会社フージャースアセットマネジメント)

こちらの2種類は口金もE26なので、お使いの電球と交換しやすいタイプとなります。

個性の違う3種類の集魚灯、どの電球で大漁を狙いますか?

大型集魚灯電球の全3商品

担当:石田
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