開け閉めできる羽根
鎧戸とか、がらり戸というとイメージが沸きやすいでしょうか。
海外の住宅の窓辺についていそうな、こちらのウッドシャッターはルーバーと呼ばれる羽根の部分を、手で開け閉めすることが出来ます。なので戸を閉めたまま、光の量や空気の流れをコントロール出来るという優れもの。
どれか1枚のルーバーの角度を手でかえると、全てのルーバーが連動して回転します。ルーバーを全開にすれば、光を大きく取り込むことができ、まぶしすぎるときには半開きに。ぴしっと締めれば光をシャットアウトできます。
そうです、ブラインドのような使い方が出来るのに、風でぶらぶら揺れずに固定ができる建具なのです。
窓に
こだわりにこだわりたい内装。けど、サッシ窓の無機質で野暮ったいあの感じには手をつけられない。ご好評いただいている『アイアン塗料』はアルミサッシの表情を変えてくれる優れものですが、鉄ではなく木の表情でまとめたい人も多いはず。
ウッドシャッターならサッシ枠を隠してくれて、窓自体を部屋のアクセントとして存在感を出してくれます。クラシカルな雰囲気も漂わせてくれて、窓にウッドシャッターがあれば、他には何もいらないほどの存在感です。
間仕切りに
もう一つ、お勧めの使い方は間仕切りとしての使い方。窓のない部屋で締め切ると光が届かない間取りってときどきあるんですよね。そんなときウッドシャッターの引き戸タイプなら、部屋を仕切ったままで光や空気を通すことが出来ます。
視線を切りたいときにはルーバーを閉じる。誰もいないときには引き戸ごと開ける。そして、普通の引き戸なら、開けるか閉めるかですが、ウッドシャッターなら、戸は閉めつつも羽根だけ開けるという半開きの状態がつくれるのです。
それからクローゼットの扉としてもお勧めです。羽根を開けておけば、クローゼット内がこもることなく、外の空気を循環してくれますからね。
無垢の表情も大事にしています
使い方に合わせて、折れ戸タイプと開き戸タイプ、引き戸タイプの3種類を用意しました。パネルの形状はどれも同じなのですが、丁番や戸車といった付属する金物が変わります。
開き戸と折れ戸の使い分けは、ウッドシャッターを開けたときに窓の横の壁の巾が戸の巾よりも大きいかどうかです。戸の巾に対して壁の巾が小さいと戸を開けたときに壁にぶつかってしまうかもしれません。そんなときは折れ戸タイプにして、半分に折りたためるようにすると良いです。もちろん見た目で決めるのもありです。
こんな優れものでありながら、仕上がりもすばらしいです。シナの無垢材を使っているので、しっかりと高級感のある印象でありながら、つやのない仕上がりで空間に馴染みやすいです。
色は5色あって、ちゃんと木目が効いていて、ルーバー1枚1枚の表情が違います。
一方、ピュアホワイトだけは、「つぶし」という塗装の仕方で塗りつぶされているので、スッキリと壁の白に馴染ませたい人向けの仕上がりです。
取り付け方法は
開き戸タイプと折れ戸タイプは、DIYが得意な人なら自分で取り付けられるかもしれませんが、難易度は相当高いと考えてください。引き戸タイプは上枠や敷居のレールを現場にて用意してもらう必要があるので、取り付けを行えるプロが必要です。
今ある襖をこれに変えたいと思われた方、ごめんなさい。それなりのリフォーム工事が必要です。
あとは採寸です。開口寸法に合わせてミリ単位でサイズオーダーができるのですが、枠の寸法の測り方や、パネルサイズの決め方に少しコツが必要なので、商品購入ページにてご確認ください。
ウッドシャッターという名前をはじめて聞く方も多いかもしれませんが、木製ブラインドよりも埃拭きがしやすく、開け閉めが容易で人の出入りもできてしまうウッドシャッターお勧めです。