メーカー廃番に伴い、2023年2月20日より一時販売を停止しております。
現在、ブラックの水平アームタイプのみ後継品の販売準備を進めております。一部仕様が変わる可能性もありますが、早ければ8〜9月頃には販売を再開できる見込みですので、いましばらくお待ちください。(試作の状況によっては、販売再開時期が遅延する場合もございます。)
昭和から時を超えて
木の電信柱に取り付けられていそうな、昔懐かしい姿形のブラケットライト。
円錐型のシェードとパイプと台座だけ。素っ気ない程に飾り気はありません。でも、その昭和風情溢れる佇まいのせいでしょうか。そこに灯される明かりには、どこかほっとする暖かさがあります。
もともとは工場や作業場などで使われることを想定されてつくられたこちらの照明。オシャレとしてのシンプルを目指したものとは一線を画す、ただただ風雨から電球を守り、明かりを灯し続けることだけを考えた実直なデザイン。
昔から変わることなく長く愛され続けてきた形には、時代を超えても変わらない価値を感じます。
壁面のインテリアに
シェードは艶なしのマットなブラック、レトロ感の高い乳白ガラス、光がまわりやすいクリアガラスの3種類。アームはそれぞれ2タイプあり、真下を照らす水平型と、斜め前を照らす斜め型があります。
ブラックのシェードはアームもブラックのみ。乳白ガラスとクリアガラスのシェードは、ホワイトとブラックのアームをそれぞれご用意しています。
外壁や外玄関など、外部に使う印象が強いブラケットライトですが、内玄関や廊下、階段、洗面台、トイレなどの小空間での使用もおすすめです。
ブラケットライトは鉛直方向に向かって壁面を照らすため、シェードの上部に影が生まれ、空間の上下方向の奥行きを演出して、天井を高く感じさせる効果があります。天井面をすっきり見せたい時にも向いています。
左官壁や塗装壁、板壁などの、質感のある壁を際立たせたい時にも有効です。レトロやヴィンテージな雰囲気にはもちろん、米軍ハウスっぽいアメリカンなテイストにもハマると思います。
上手な照明演出のポイント
このブラケットライトは、取り付けの際に電気配線の工事が必要になります。一度取り付けると簡単には位置変更ができないわけですが、そこで、ブラケットランプの上手なコーディネイトのポイント。
それは取り付ける「高さ」。
まず人が出入りする時に、身体にぶつからない高さに取り付けること。でも、天井ギリギリの高さに取り付けるのは不格好なのでバランスを見て。光源が目線高さにあると眩しいので目線よりも上にすることも重要です。
ドアや戸を開けたときにぶつからない、下に置く家具の高さとのバランス、電球の交換がしやすい、といった点もチェック項目。簡単な図面を描いて、取り付け位置を検証するのがおすすめです。
配慮すべき点が多いのですが、ブラケットライトは演出効果が高く、空間との一体感も強いので、上手に取り入れると空間の質をぐっと高めてくれます。
他とはひと味違う照明演出でさりげなく魅せる場づくりを、ぜひ。
(担当:佐藤+noguchi)