溶けゆく色合い
水をたっぷり含ませた筆で水彩絵の具を溶いたような、淡い色合いが魅力のタイルです。
透明感ある色合いが、中心から淡く広がる様は、美術の水彩画の時間を思い出させてくれます。
表面の透明感はハイグレーズという釉薬の特徴。焼成時に釉薬が溶け動くことによって、エッジ部分の色が濃くなったり薄くなったり、自然な色溜まりの模様ができます。
1ピースずつ丁寧に筆で絵の具をのせていったようなみずみずしい色合いは、硬い焼き物でありながら、優しい印象を与えてくれます。
カラーは落ち着いた色合いの9色。サイズは50角、25角、ボーダーの3種類です。
コンパクトな空間に
キッチンや洗面台の小さな壁面でも、タイルを貼ると印象は大きく変わります。
むしろ、細かいカラータイルは床から天井までの広い壁に貼るよりも部分使いくらいがちょうど良い。
例えば、キッチン天板から吊り戸棚の間や、洗面台とミラーの間に貼ると空間のアクセントになりおすすめです。
カラーと形に迷ったら
カラーは全9色、淡い色合いのニュアンスカラーです。
スカイグレーやセラドンは爽やかな印象で、定番のコットンと共に人気な色です。グリーンはカジュアルで元気な印象。バーチなどの白木ともよく合います。
大人っぽい落ち着いた印象にしたいならバーントアンバーやシエナでシックにまとめてみてください。ティールブルーは濃いめの木材と合わせて中東っぽく使うのも面白いです。
同じ色でも25角は可愛らしさが出て、ボーダーは少しクールな印象に。ボーダーは縦使いもおすすめです。迷ったら合わせやすいオールラウンダーの50角で決まり。
無料サンプルを取り寄せることもできるので、実物を見たいという方はサンプル請求してみてください。
また、目地との組み合わせでも見え方は変わります。好みのイメージに合わせて選んでみてください。
ちょっと付け足しのDIYにも
「新築で家を購入したけれど、なんだか洗面が味気ない」なんて時、DIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。
工事はもう終わっているし、これだけで工務店に頼みづらい。そんな悩みをよく耳にします。
約30cm角のシート状に紙で繋がっているので、小さいタイルを1枚1枚貼る必要もありません。
また、1シート単位で購入できるので、予算もそこまでかからず(※副資材は別途購入が必要です)カットが必要ないサイズで収めるのであれば、DIY施工はそこまで難しくありません。
ただし、とても硬いタイルをDIY初心者がカットをするのは難しいと思っていただいた方がいいです。
紙で繋いでいる部分はカッターで簡単に切り離せるので、50角やボーダーでサイズが合わない場合は25角ならいけるかも。数ミリの誤差は目地でごまかす方法もあります。
施工方法は下記の記事でも紹介しています。