日本の夏の風物詩、蚊帳。

古き良き日本の内装ツール「蚊帳」

かつての夏の風物詩、蚊帳。懐かしく思う人はどのくらいいるでしょうか?

もしかしたら、実際のモノは見たことがない人の方が多いかもしれません。でも『となりのトトロ』をはじめ、TVや映画などで一度は目にしたことがあるはず。

古くは江戸時代から使われてきましたが、昭和後期にはアルミサッシやエアコンなど住環境の変化によってほとんど使われなくなっていきました。でもまだあるんです。そしてこれがすごく魅力的。

蚊を除けるという役割はもちろん、不思議な空間的魅力を持っているんです。

麻の柔らかな質感が心地いい。

麻を手間をかけて織っています

昔ながらの蚊帳は「萌黄(もえぎ)」とよばれる緑色が特徴ですが、こちらで紹介する蚊帳は生成りの自然な色味です。だから日本家屋だけでなく、マンションなどでも違和感なく部屋の風景になじみます。

素材は麻。通常の平織りとは異なる「カラミ織り」という織り方をしているのが特徴です。とても手間のかかる織り方なのですが、これによって編み目の広がりを防ぎ、洗濯も可能にしました。麻の自然な風合いを持ちつつ、丈夫でしかも洗える、とても優れた蚊帳なんです。

照明の光がきれいに拡がります

うっすらと気配が分かる曖昧な間仕切り

張り方はとても簡単。フックさえ天井や壁に付ければそこに引っ掛けるだけです。軽いので一人でも楽々張れます。実際に張ってみましたが、とにかくテンションあがります。キャンプに来たような感覚でとてもワクワク。

そしてできた蚊帳は個室のようで個室でない、とても不思議な空間。柔らかくて半透明な布に包まれるとなんだか落ち着きます。外から見ているとどうしても中に入りたくなってしまう。「蚊帳の外」という言葉に納得です。

この曖昧な空間領域を仮設的に簡単につくれてしまう蚊帳。ある意味とても現代的な間仕切りではないでしょうか。寝室での使用だけでなく、リビングにおけるエクストラスペースとしても使えそう。簡易書斎や子ども部屋、あるいは晩酌スペースとして。とくに小さいお子さんには格好の遊び部屋となるでしょう。なかなかお昼寝しないやんちゃなお子さんの親御さんも重宝するかも!?

ムード満点の晩酌スペースとしても。

もちろん本来の役割も

もちろん本来の役割、蚊を除けることもお忘れなく。

古いマンションや建物では今でも網戸が付いていない場合が多々あります。サッシが古いと付けようにも付けられなくて困惑しているという声もよく聞きます。まさにそんな方にはうってつけ。

麻に吸湿性の効果があるため、蚊帳の中は通常よりも体感温度が下がるといいます。節電にも一役買えますし、寝苦しい夜のお供にいかがでしょう。また、殺虫剤などを使う必要がないため、小さいお子さんがいるご家庭にもおすすめです。

電気や薬品を使わない、健康的な睡眠を提供してくれる蚊帳は、実に現代に合ったツールであると感じます。

寝苦しい日々を送っている蚊帳の外のあなた、ぜひ中に入って安らかな眠りを体験してみてください。

3畳用は二人で寝るのにちょうど良いサイズ。

(担当:大橋)

麻の蚊帳の全3商品

ET-BO003-01-G048
¥41,800~
ET-BO003-02-G048
¥71,500~
ET-BO003-03-G048
¥82,500~

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