デンマークの定番は、日本でも似合いました
家のポストって、郵便サイズは世界中でそんなに大差がないのに、定番のカタチは国ごとにちょっとずつ違っていて、見比べてみると面白いものです。
デンマーク生まれのこのポストを最初に見た時、「装飾」という感じがしない自然なカーブが、四角い箱がスタンダードな日本とは違ってさすがデザイン大国!なんて思っていました。このポストは、デンマークで広く流通してる量産タイプなんです。
デンマークの街中では、この形状のポストをたくさん見かけます。お庭が素敵な家のウッドフェンスに、集合住宅に。時には、カギが付けっぱなしだったり、直接ペンで名前が書かれていたり、日常の風景の一部になっています。
日本の郊外の自然豊かな場所に建つ戸建てにも、都心のコンクリートの建物にも似合う、かっちりすぎない面構え。素材、つくり、機能面においても、たくさんのことは求めず、これでいいかというおおらかさが感じられるポストです。
絵になるポスト、どこにつけましょう
日本では門柱、表札、ポストが一体になった四角い機能門柱を多く見かけます。機能性重視で、すっきりポストが目立たないよう設計されたものですが、この『デンマークポスト』は、「郵便物はここにお願いします〜」家主のそんな呼びかけが聞こえてきそうな存在感が目印です。
正面から見たらシンプルなスクエア形状で、横から見ると上下に丸みを帯びたフォルムが特徴的。外壁材にも使われるほど耐久性があって軽い、ガルバリウム素材でつくられています。
日本の家に合うよう、大きすぎないサイズをセレクトしました。
道路や庭に面した木のフェンスに。羽目板の家の外壁に。支柱を用意してポストだけ自立させて。コンクリート造のすっきりした家にちょこんとこのポストがあるギャップもいいですね。狙いすぎず、ぽんっとつけてあるだけのようなおおらかさがいいのです。
取り付ける場所の素材に合わせて選べる、3種類のカラー展開。
マットで落ち着いた良い色合いのダークグレー、艶っとしたホワイト、素材のラフさとフォルムのギャップが良いバランスのガルバリウムです。
機能は最低限、おおらかな気持ちで
ポストは鍵付き、フロントオープンでがばっと取り出す方式。
定形郵便を投函してもらうのは全く問題ありませんが、カタログなどの分厚いサイズのものは、入りづらいので、ちょっとはみ出たカタチで入れてもらうか、直接受け取るスタイルでお願いします。
集合住宅の多いコペンハーゲンでは、これを連ねて取り付けて、ポスト本体に部屋番号をつけている使い方も見かけます。
戸建ての方はもちろんのこと、世帯数の少ない集合建物ならカッティングシートで部屋番号を貼って複数使いもありですね。
散歩をしていて、このポストがついてる家をみると、どんな人が住んでいるのかな?とインテリア好きの興味心がうずく。そんな気持ちの沸き起こるポストです。