造作の手間は、お任せください
ツヤっと硬質なものが多くなりがちな洗面空間ですが、天板を木にすることで、一気にあたたかみのある空間に。見慣れたダイニングテーブルやデスクのような身近さを感じる場所になります。
これまで木の洗面カウンターは、「現場造作」で作ってもらうものでした。ですがこれ、サイズ以外にも決めなければいけないことが沢山あって、すごく手間がかかるんです。
天板はどんな素材にするのか。水はね対策はどうするの?シンクの形状やサイズ、それに合う水栓、水栓を取り付ける穴あけ加工、カウンター下で露出で見えてくる排水の金物は?などなど……
使い勝手や見た目にかかわる部分はこだわってセレクトして、あとはお任せで必要なものを揃えたい。図面を書いたり、コストアップにつながる手間をなるべく掛けたくない。
そんな声にお答えすべく、おすすめのアイテムをコーディネートして買いやすくしたのが、『木の洗面カウンター』です。
空間に合わせて天板のサイズ、お好きな樹種をオーダーできます。シンク、水栓をお選びいただいたら、加工された状態で現場にお届け。あとは大工さん、水道屋さんに取り付けてもらいましょう。
ご希望のサイズで、加工を施しお届けします
オーダーできる板の長さは、700mmから最大1800mmまで。幅と奥行きをサイズオーダー出来るので、余計な隙間ができず、空間を隅々まで有効活用できます。
天板は壁付けブラケットで支えれば、自分が使いやすい高さに設置出来るのもうれしいポイント。おすすめのブラケットは「L型ブラケット」。リブ付きで強度はしっかり担保しつつ、斜めの支えがないのが特徴です。カウンター下にワゴンを置いたりと、天板下の空間が有効に使えます。
洗面にカウンターが付いていると考えると、設置する場所の考え方やそこでも過ごし方も変わってくるかも?開放的な洗面空間のアイデアも合わせてご覧ください。
板目のキレイな天板をセレクト
工務店さんに「木のカウンターが欲しい」と言うと、集成材でつくられるのが一般的な世界。ただ、洗面空間は、毎日使う場所。好きな木目、雰囲気のものでつくるのがいいなと思いました。
木のカウンターの材として用意したのは、木目が美しい「幅はぎ材」と呼ばれるもの。無垢の一枚板ではありませんが、無垢材同士を圧着して一枚の板にしたものです。樹種とサイズオーダーが出来て、テーブルやデスク、棚板にと人気の『フリーカット無垢材』でもおなじみの素材です。
ホワイトアッシュ、ホワイトオーク、ナラ(節・白太有)、ブラックチェリー、ウォルナットをセレクトしました。
同じ樹種の「フリーカット無垢材」をサイズオーダーして、棚板や下の収納を造作したりといったアレンジも。カウンター下がオープンな分、収納は壁面を利用したり、そこも楽しんでください。
「水回りに木でも大丈夫!」なセラウッド塗料
「メンテナンス性を考えると、水回りに木はやめておいたほうがいいのでは?」という心配を解決してくれるのが、天板に施された「セラウッド塗装」です。
セラウッド塗装とは、簡単に言うと水に強いとされるウレタン塗料がさらにパワーアップしたもの。
水回りに強いコーティングは、ツルツル光るプラスチックのように厚い塗膜で覆われているイメージがあるかもしれませんが、そこはご安心ください。天板の木目が美しく見えるよう、マットな質感にこだわっています。
シンクに合わせて、水ハネしづらい水栓をセレクト
シンクと水栓は、デザイン、形状とその選択肢が世の中に多数存在しますが、組み合わせて使いやすいサイズ感かどうかは、シンクと水栓、それぞれの図面を照らし合わせないと案外わかりづらいもの。なので「木の洗面カウンター」では、あらかじめおすすめのシンクと水栓をご用意しました。
洗面器は、小さすぎず、大きすぎずで、シンプルな形状の「スクエア洗面器」。水栓は、壁からすっと飛び出した存在感が美しい『壁付けセパレート混合水栓』と、スパウトの先に操作部があり、シンク上で操作が完結する立水栓をセレクトしました。
シンクの形状やサイズ、水栓との組み合わせ、排水の金物選びなど、面倒なところはtoolboxにお任せ。この「木の洗面カウンター」で水回りのベースをつくり、正面の壁に浅い棚もつくろうか?タイルを貼って、ミラーとタオル掛けはこのタイプで…… と自分好みのパーツを組み合わせて、自分が心地よい洗面空間をつくり上げてください。