洗面とカジュアルに付き合うために
身支度に必要なものだけでなく、木彫りのオブジェや拾ってきたいい感じの石、器やグリーンを並べて。ちょっと雑多なくらいが心地よい、日常の中にある絵になる洗面。
そんな事例を目にすると、洗面空間って、もっとカジュアルに設えても良いんだなと感じます。
Pinterestより、好きなものを並べた飾り棚のような洗面の事例たち。
ミラーだって、必ずしも壁に一つ、しっかり固定されている必要はないのかも?
絵や写真と一緒に掛けてみたり、サイズもテイストもバラバラなものをコラージュするように使ってみたり。小物の配置や気分によって、入れ替えたっていいかもしれない。
使っていない時でも、その場にあって自然な存在感。好きなものを並べた中に、ぽんっと額を置くような感覚で付き合える『木製ラウンドミラー』です。
雰囲気を和ませる、佇まいの良いミラー
洗面ミラーというと、思い浮かぶのは四角い形状のシャープなもの。フレームに木を使っていたり、円形のものでも、フラットだからでしょうか。どこか端正な印象のものが多いように思います。
「木製ラウンドミラー」は、丸みを帯びたすべらかなフォルムで、家具のような親しみやすさがあります。なだらかな山型の縁は、空間の中でしっかりと主張する厚み。
フレームに使われているのはビーチ材。硬質でありながら、曲げに強い性質から、家具の素材として用いられる素材です。
表面には木目の細かな凹凸があったり、細かな節の跡があったりしますが、それも天然木の個性。木肌の手触りをそのまま活かすため、ウレタンではなく濃色のオイル塗装で仕上げています。
身だしなみを整えるといった実用性だけでなく、周りの雰囲気まで柔らかくしてくれるような佇まいの良いミラー。リビングや玄関など、いつも目に触れる場所につくった洗面コーナーにもおすすめです。
気負わず取り入れられる、ちょうど良い選択肢
この手のミラー、こだわって探せば、世の中に良いものは沢山あると思います。例えばアンティークミラー。
憧れるけど、いざ探してみると鏡面の状態が良くなかったり、見るからに重そうなのに、壁に取り付けるための金具がなかったり。「これだ!」と思ったものは大抵 sold out か予算オーバー……。根気よく探し続ける労力が必要な世界だったりします。
正直、長い年月を重ねてきたアンティークの美しさには敵わないかもしれません。ですが、この価格でこの質感であれば充分ですし、あまり予算を割けないトイレの手洗いや、玄関や寝室の側に設けたセカンド洗面にも気軽に取り入れることができます。
軽やかで、アドレスフリー
「木製ラウンドミラー」は、比較的軽量で置く場所を選ばないのも魅力です。用途やスペースに合わせて選べるラインナップを揃えました。
肩から上が映るサイズの「スクエア」は、家族みんなで使う洗面スペースや、おもてなしの気持ちを大切にしたい店舗の化粧室に。ひとまわり小さなサイズの「オーバル」・「サークル」はコンパクトな手洗いスペースや、賃貸物件の洗面空間のワンポイントにも使えます。
同じ色味の木を使った空間に合わせるのも良いですが、意外と好相性なのがコンクリートやガラス、タイルなど無機質な素材。直線、硬質な素材との対比でバランスの取れた空間に仕上がります。
また、大胆に柄や色を取り入れた空間にもしっくりくると思います。
小さな空間だからこそ、「こんな雰囲気、やってみたかった」と冒険できる洗面・手洗いスペース。このミラーが、そんな自由な水回りづくりの一歩になれば嬉しいです。