空室となったワンルーム賃貸物件の内装工事のご相談をいただきました。
3階で日当たりも良く、大きくリフォームをせずとも素敵な部屋にできると考えました。キッチン背面や梁部の躯体そのものを素材と捉えポイントを作る設えをご提案しました。
玄関から部屋に入ると、日がよく入る窓でズバッと抜けた景色が目に入ってきます。キッチンとリビングの間にあった間仕切りを取り払い、梁をあらわしにしたことで玄関側まで日が行き渡り明るい印象に。
床には『ラスオークフローリング』を使用。ラスオークフローリングは表面にブラッシングという微妙な立体感を生む加工を施しているため、光が優しく室内に拡散します。これだけでも部屋の質がグッと上がりますよね。
次はキッチンスペースです。
ワンルームの代表格コンパクトキッチンユニットは解体して、シンプルながらも素材感のあるキッチンスペースとしました。工事の手数を最低限に抑えた今回の空間では、このキッチンが世界観づくりに一役買っています。
『オーダーキッチン天板』を採用。天板の表面は部屋の雰囲気に合わせ、オプションで選べるバイブレーション加工を選択。コンロはあえて設置せず、ポータブルタイプのIHコンロで対応することで、狭いキッチンでも窮屈さを感じないよう工夫をしています。
手元灯には『工業系レセップ』を。躯体あらわし仕上げの壁にインダストリアルなデザインがばっちりハマります。
素材を活かしシンプルに、そして質良く少しラフに。そんな生活ができる空間に仕上がりました。
現場からは以上です。
ツールボックス工事班|TBK
toolboxの設計施工チーム。
住宅のリフォーム・リノベーションを専門に、オフィスや賃貸案件も手がけています。
ご予算や目的に応じ、既存や素材をうまく活かしたご提案が特徴です。
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※毎週水曜日の13時から15時まで、東京・目白ショールームに施工チームがいます。工事に関するご相談も承っておりますので、この時間もご活用ください。