ソファコーナーを読書スペースに
リビングですること。。。テレビをみる。
家の中の一番くつろげるスペースですることがテレビだけというのは寂しい。雑誌をパラパラめくるにもマガジンラックがあるところに行ったり来たりしなければ行けないし、気づけば本やら雑誌がテーブルに平積みされたまま、いつの間にか見なくなっていることってありますよね。
造り付け本棚を注文してくださったHさん。リビングのソファの背面に設置を希望されました。完成してみて、なるほどと思いました。
棚の中に照明を置いて読書灯にされていたのです。これでソファに座ったまま本を読み、飽きたら手を伸ばすだけで別の本が取れる。これなら行き場の難しい本たちが整理されていながらも、すぐに手に取れます。
施工時間は午前中のみ
取付は上の段が『中型本用3段タイプ』、下が『文庫2段+雑誌1段タイプ』の2台だったのですが、設置時間はわずか3時間。朝行って昼には終わりました。施工をしてくれたのは、施工パートナーの家具職人、瀬尾さん。
取り付ける壁面はコンクリートにボードが貼られた壁だったのですが、いつもより多めにビスを打ち込んで落下しない安心の取付です。
2台の本棚の組み合わせも、まったくずれることなくピタッとそろっています。さすがの職人技。
カーテンやクッションカバーに合わせたオリジナル色
これまで造り付け本棚のオプションの背面塗装はブラックのみでしたが、今回から、色を自由に選んでもらえるようになりました。
そこで早速Hさんと一緒に色決め。黄色とグレーというイメージは部屋の中にすでにあったカーテンやクッションのテキスタイルからとってきた色。
とはいえ、布の色と塗装の色は違います。無数にある色の中から少し黄色は濃い方がいいかな、じゃあグレーは薄くする?など、色選びをするのは楽しい時間。めいっぱい悩んでもらって、決まった色は最初の直感で選んでいた色。部屋の中にテーマカラーができ、空間全体にも一体感が出ていました。
造り付けだからできること
本棚って別に床に置かなくても壁に取り付ければ浮かせることができるんです。そんな当たり前の事なんですが、浮かせられたことで前にソファを置くことができました。
またこちらの本棚、今回もやっぱり薄いです(サイズは決まっていますが)。
出っぱっている梁よりも薄く、本棚を設置しても部屋が狭くなった印象がしない。本の奥行きギリギリのそんな薄さです。
出来上がってみてHさんからこんな感想が届きました。
「本当に大満足です。あの工事の日、ベランダに放置されていた本たちがすべて本棚に納まり、我が家に感動を呼びました」
そうなんです。この本棚、見た目以上に収納量があるんです。
本で埋め尽くしてお気に入りの本自体をディスプレイにしてもよいですし、あえて本を置かずに小物を置いて背中の色をチラ見せさせても良いですし。物の並べ方で壁のデザインを変えられる(大げさですが)そんな本棚が出来上がりました 。
瀬尾商店
toolboxの初期から活動を共にしてくれている造作家具屋さん。
家具が専門でありながら、リフォーム・リノベーションなど何でもオールマイティにこなしてくれる頼れる存在。
戸越では「瀬尾商店」という名の雑貨も買えるオーダー家具店を営んでいます。