今回ご紹介するのは、「これからの暮らしをもっと楽しめるように」という思いから、人生の転機に、大きな公園に隣接した築49年のヴィンテージマンションを購入されたお客様の事例です。
「好きなものだけに囲まれて暮らしたい」と、ひとつひとつのアイテムをじっくり吟味しながら選ばれたのだそう。そんなこだわり詰まった45㎡のワンルームをご紹介していきます。
無骨な躯体現しや古材をベースとしたヴィンテージ感漂う空間。
天井や壁の一部、カウンター、棚板に使われているのは『足場板 こってりサンダー』。
その名の通り、工事現場でこってり使い古された味わい深い材です。床にもユーズド感のあるオールドオークのフローリングが採用されています。
内装のイメージは、間取りを相談する前からしっかり決まっていたのだそう。そんなお客様の好みが反映された、男前な空間に仕上がっています。
続いてご紹介するのは、深みのある緑色のタイルがすてきなキッチンスペース。
居住スペースを広めに確保するため、キッチンはコンパクトにしたそうですが、背面にカウンター収納があったり、奥にパントリーが設けられていたり。使い勝手を考えた配置になっているので、キッチン自体はコンパクトながら、快適な空間に仕上がっています。
カウンターには、廃材で作られたスツールが並んでいます。仕事を始める前に、ここでゆったり珈琲タイム、なんて勝手に妄想が膨らみますね。
レンガタイルがアクセントになったリビングは、「大型のスピーカーを置いて、音楽を楽しみたい」というお客様の希望を叶えるために、防音床下地に吸音材をプラスし、しっかりと防音対策がされているのだそう。
お気に入りの音楽を目一杯楽しめる、オーディオ機器が完備されたとても贅沢な空間になっています。
リビングの奥は、寝室兼書斎スペース。シェルフで緩やかに空間を仕切ることで、ベッドを上手に隠しています。
ワンルームだけど、作り付けのカウンターやシェルフを用い感覚的に区切ることで、食べる、寝る、くつろぐ、作業するスペースがきちんと分けられているのがいいですよね。
45㎡という決して広くはない空間にも関わらず、窮屈な感じもごちゃごちゃした感じも全くなく、それぞれが居心地のいい空間に仕上がっているのには圧巻です。
窮屈なおさまりだった水回りのスペースは、壁を無くしひとつの空間にすることで使いやすく、開放的にしたのだそう。
リビングダイニングのラフなイメージとは一点、キリっとしたホテルのような雰囲気に酔いながら、優雅なバスタイムがおくれそう・・・!
決して広くはない空間ながら、快適に自分らしく暮らすための工夫が随所に感じられる素敵なお家。
そんな家で過ごすこれからの暮らしは、きっともっとずっと楽しくなるはず。
(ヤマキ)
株式会社スタイル工房
スタイル工房は、リフォーム・リノベーション・新築を設計から施工まで一貫して請け負う、住まいづくりの専門店。
お客様に寄り添い「こんな暮らしがしたい」というお客様の想いを、経験豊富なプランナーが最良の選択肢やオリジナルプランで実現します。