「仕事をしながら緑豊かな山並みが見える」「仕事合間の自然散策散歩」「薪ストーブ」「サイクリング」「BBQ」「ウッドデッキ」…etc.
聞くだけで誰もが「いいよね!」って思うようなキーワードをふんだんに盛り込んでつくり上げられた、大人の秘密基地のようなこちら。
埼玉県飯能市の名栗川沿いに建つ古民家を改修した『飯能ベース』です。
「半分住まい」「半分オフィス」という形で使われているそうで、貸しサテライトオフィスとしての運用も検討しているんだとか。
私も普段パソコン作業することが多いので、たまにはこんな場所で自然をゆったり眺めて目に栄養を与えてあげたい…!
さて、そんな建物の中ですが、全体的に紹介していけたらと思います。
まず最初に注目したいのは、無垢材がふんだんに使われていること。
外の自然の気持ちよさが、そのまま家の中まで続いていくような仕上げになっているのが特徴です。
気持ちの良いオープンキッチンに合わせているカウンターは「パドック」という樹種。見て分かる通り、鮮やかな赤色の材面が特徴。
こんな立派なカウンターには自然と人を集める力がありそうです。
そのうしろの食器棚には、美しい縦縞が特徴の「ゼブラウッド」の無垢材を使用し、写っていませんがテレビボードにも「クス」の無垢材を使用しているそうです。
キッチンからリビングを向いた様子はこのような感じ。
味のある梁をそのまま見せ、小上がりにはカラー琉球畳を使い、その周りは浮造り加工された無垢材を設置
しています。
素足で歩いて踏み心地を体感したくなる床仕上げですね。
また、寝室もカラフルな畳の仕上げ。
こちらはtoolboxで販売している『畳フローリング』の「カラー」を使ったものになります。
畳という馴染みある素材ですが、カラフルなものを使うことで一味違った空間になりますね。
ちなみに、見てお気づきだとは思いますが、リビングと寝室の小上がりはどちらも照明を仕込み、まるで浮いているように見せています。
ゆったり過ごしたい気分にさせるのは、こういう技が効いているからかもしれません。
そしてこちらがシャワールーム。左官仕上げにデッキ材がマッチしております。
元々井戸があった場所を改修しているそうで、外からアクセスできるようになっているんだとか。
外で遊んでそのままシャワーに一直線。「遊び」に真剣に向き合って考えられています。素敵。
最後に、ウッドデッキの紹介。
1枚目の写真から気になっていたかもしれませんが「窓」ではなく「広い開口」なんですよね。外の気持ちよさをこの空間では全部受け止められます。
そして横の螺旋階段にはこれまた立派な丸太が使われています。1本3m、300kgを超える地元の材を使っているそうです。
この丸太に手を添えながら、外の風景や風を感じてゆったり階段を登っていく。移動さえも優雅な時間になりそうです。
東京からは約90分ほどで行ける『飯能ベース』。
仕事もはかどりそうですが、それ以上に「大人が遊び倒せてしまう」そんな場所な気がします。
(梅川)