ミーティングスペースはカフェのダイニングのような雰囲気。オフィスであることを忘れそうな空間ですが、だからこそ、ふっといいアイデアが湧くのでしょう。
床や天板に使われている木材が、コンクリートの空間に温かみをプラスしています。
カウンターの上にあるのは『廃材シェードランプ』のARECIBO。廃材を利用して作られた一点もので、インダストリーなテイストがワイルドな質感でまとめられた空間によく似合っています。
ワークスペースの一部は金網のパーテーションで仕切られています。プライベート感を確保しつつ、開放感も感じられる仕切り方です。隣のデスクにも声がけがしやすそうですね。
金網パーテーションにもマッチしているのが、『アングルフレーム脚』が使われたデスク。「アングルフレーム脚」は幅が最大180cm、奥行きが最大90cmまででサイズオーダーできるので、複数のディスプレイをデスクに置いて作業するウェブ制作会社にもぴったりですね。
デスクの上の棚を支えているのは、『棚受け金物』の鉄。コンクリートの壁と木の板を橋渡しするかのようにしっくりと収まっています。
ミーティングスペースのテーブルにも「アングルフレーム脚」が使われており、オフィス全体に統一感をもたらしています。
無骨なコンクリートブロック壁に納まるダークグレーの扉。
取っ手には『船舶ドアパーツ』のレバーハンドル ホーン 表示錠を使っていただきました。
丸みのあるハンドルが、無骨な壁面に柔らかい雰囲気を加えています。
鉄板を使った方立てと合板で作られた棚。隅に置かれた扉付き収納の取っ手は『把手の金物 』の鉄です。
無塗装の合板の棚がぐっと引き締まって見えます。
今回ご紹介させていただいたのは株式会社スナイプのオフィス。ウェブサイトの制作や開発をしている会社で、toolboxのウェブサイトづくりのパートナーでもあります。
toolboxにも底通する無骨さが心地よく散りばめられた都会のオフィスのご紹介でした。
(稲垣)