「おうち時間を利用してDIYを始めました。」と、送っていただいたこちらの写真。
実はここ、トイレなのだそうです。
おうちの中では空間として関心が低くなりがちですが、日々なんとなく使う場所だからこそ、こだわりたいですよね。
マリンデッキライトと“ニシンの骨”という意味を持ったヘリンボーン模様の壁。深い青の壁面と合わさって、穏やかな海を想像する空間です。
使っていただいたのはこちらの『スライスウッド』バーチ。
今回はなんと、1枚を6等分(28mm×7.5mm)にして使用されたとのこと。
材料として購入し、二次加工しやすいのはスライスウッドならではですね。
こちらは切断面の角を落としていく「面取り」という作業です。
木材の手触りだけでなく、仕上がりもぐんと良くなるよう、一工夫をされたそう。
組み立て中のヘリンボーン!
スライスウッドが持つ、表情が組み合わさっていきます。
一つ一つの木目の個性を見ながら組み合わせていくのも、DIYだけのオリジナル感、そして愛着を与えてくれるものですね。
接着には床美人と両面テープを併用されたのだそう。
この貼り方、「壁に木材をボンドとテープで貼ってみた」でもご紹介しています(こちらは床職人と両面テープの併用)。
こちらのお家はヘリンボーンにされているので、難易度が高いにもかかわらず、とても美しい仕上がり。仕上げは『蜜蝋ワックス』。優しい色味と艶が木の表情をさらに豊かにしていますね。触りたい……。
木材の表情、空間、独り占め。
争奪戦になりそうです。
(川口)