家で作業する人にとって、こだわりだすとなかなか悩むポイントの多いデスク選び。

インテリアとしても見た目良く、自分の体型にもフィットする高さや使い勝手の良い天板の広さ。汚れにもある程度強くて、細かい事を言えば天板の角が腕に当たっても痛くないといい!

そんな自分にぴったりのデスクがあったら……。

ということで、こちらにありました!『ヒノキ脚』と『フリーカット無垢材』のホワイトオークを使ってオリジナルデスクを作ったお客様宅です。

「一言で大満足です。」

そんなコメントとともに、このデスクをどのように仕上げたのか、細かく教えていただきましたので、この記事を見た人が参考にできるように、オプションの内容ふまえて紹介していきたいと思います。

 

まず前提として、こちらのデスクは脚と天板それぞれのパーツを別々に購入いただき、お客様がご自身で組み立てているものになります。

最初は脚と天板の“樹種”から注目していきたいと思います。

ヒノキ脚はその名の通り「ヒノキ」。天板に使っているフリーカット無垢材にはたくさんの樹種がありますが「ホワイトオーク」を選んでいただきました。

異なる樹種の組み合わせですが、表情の違いがこのデスクにユニークさを生み出していますし、部屋の中には他にも明るい木が多数使われており、心地よく調和しています。

お客様からも「木目の主張が強い天板にヒノキの脚で柔らかさをプラスでき、配色も狙い通りでした。チェアとのまとまりもばっちりです。」と、嬉しいコメントが。

ついつい、揃えるもの。という考えになりがちですが、揃ってない良さもありますよね。

次に、サイズの紹介をしますと、脚のサイズは、幅(W)900×奥行き(D)600×高さ(H)680mmでオーダーいただきました。

それに合わせる天板は幅(W)900×奥行き(D)600×厚さ(T)20mm。

幅と奥行きは900×600mmという、一人でノートパソコン作業するのにちょうど良いサイズ感。

高さは脚と天板の厚さが合わさるので合計700mm。こちらは標準的なデスクの高さと言われています。

疲れたときは足を伸して休憩ができますね。

仕上げについては、ヒノキ脚は無塗装でのお届けとなり、お客様がご自身で塗装をされました。

使用したのは『ワトコオイル』のナチュラル。

塗る前に一度研磨して、そこから2度塗り。ウエット研磨まで行い丁寧に仕上げたそうです。(※ウエット研磨についてはこちらの記事をご覧ください)

写真で見る限りでも滑らかそうですよね。かけた分の労力がそのまま愛着に変わりますね。

フリーカット無垢材は塗装のオプションがあるので、オプションで同じくオイル塗装(自然塗料クリア)を注文いただきました。

 

最後に、細かい部分ですが個人的にもデスクの天板には絶対施したい加工「面取り加工」もフリーカット無垢材注文時にオプションを付けていただきました。

パソコン作業するときに腕が角に当たると痛いので、これ大事だと思います。

サイズによって丸さが変わりますが「5mmR」で加工しています。

絶妙な丸み。

さて、ここまででもこだわりと満足してくださっている感じが伝わってきてとても嬉しかったのですが、最後になるほどと思うコメントもいただいたので紹介します。

「作業スペースを広くしたくなった場合は天板の交換で対応可能ですし、その時に木材の種類を変えてみるのもいいかもと思いました。この拡張性も良いです。」

ノートパソコンの他に、ディスプレイを置いたり、書類や本を置くようになったら、もう少し広い天板が欲しくなるかもしれませんものね。

そんな時にも柔軟に拡張していける自由さがあるデスク。

ご自身でパーツを選んで組み立てている、オリジナルデスクだからこそ生まれる素敵なアイデアですね。

(橘川)

紹介している商品

PS-TT009-04-G165
¥11,700(目安)
SF-FN002-10-G302
¥17,410~
  • 写真の「ヒノキ脚」は仕様変更前のもので、現在販売しているものとは仕様が異なります。

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