再開発ですっかり景色の変わった東京・虎ノ門エリア。
エリアのシンボルにもなっている虎の門ヒルズのグリーンを借景とするような、5階建ての築古一棟ビル。
いつもお世話になっている工務店ルーヴィスがカリアゲて、賃貸オフィスビルに改装した事例です。
いわゆるエレ無し(エレベーター無し)物件で、ワンフロア約60㎡のオフィス×3フロア、最上階のみ住居仕様。
最上階は、別の記事でご紹介するとして、がんばってのぼりきった4階からご紹介してきましょう。
扉を開けると、どーんと広がるワンフロア。
手前に大きなキッチンカウンターがあり、その先がフローリングの執務スペース。
何年も使い込んできたような色褪せた渋い色味が特徴の『燻蒸フローリング』を使っていただきました。
これまで、同じオーク材でももっとカジュアルな雰囲気を持つ『ラスオークフローリング』は、よく使ってもらっていたのですが、お初の『燻蒸フローリング』の感想、設計と現場監理を担当した渡邉もえさんに聞いてみました。
「色味が絶妙で空間がグッと締まるというか、もっと色の強いフローリングも色々ありますが、それに張っていけるぐらいの存在感のあるフローリングって感じがしました!あとあの風合いで、幅の広いフローリングを選べるのがいいなぁと思いました。」
目の肥えたプロからの感想が嬉しい!
さて、お次は、下の3階へ。間取りは同じなんですが、床の材は、無塗装のような白っぽい表情が魅力の『スティルオークフローリング』を採用いただきました。
いざ、オープン!
「スティルオークフローリングの方も、ナチュラルすぎないというか、大人ナチュラルって感じですよね。若干のワイルド感もあるし、白い空間にも主張しすぎず馴染むというか。またお客さんにおすすめしたいなと思います。」
とのことで、これまた嬉しい感想ありがとうございます。
そう、『スティルオークフローリング』は、木目の個体差、微妙な色ムラなど、全く純粋無垢ではないニュアンス感がいいのです。古ビルゆえの、シャープな直線はでない白壁の微妙なニュアンスを引き立ててくれます。
そして最後は、2階へ。こちらは、フローリングを貼らず、床を研磨して仕上げています。『床研磨サービス』です!)出動でPタイルを剥した状態とのこと。
厳密に言うと、『床研磨サービス』の施工パートナーはルーヴィスなので、今回は、自己完結施工(笑)!
さぁ、実際どうなったのか、見てみましょう。
いかがでしたでしょうか。
実は、こちらのオフィスビル。同じ間取りで『燻蒸フローリング』と『スティルオークフローリング』を比較して撮れるいい機会と、商品ページの撮影でも使わせていただきました。
どちらも、それを貼るだけで、欲しい空気感を作り出してくれる、ありそうでなかったフローリングです。
袖看板がものすごく気になった昭和レトロなレストラン「ボリューム」は、ビルの地下にある周辺サラリーマンの愛される定食屋さん。その名の通り、ボリュームたっぷり。昭和の歌姫、美空ひばりさんのポスターを見ながら、ランチをいただいてきました。
こちらの各階オフィス、4階以外は近々東京R不動産で募集開始とのこと。気になる方は、お問い合わせください。
ありがとうございました!
(来生)
- 「床研磨サービス(モルタルンバ)」はサービスを終了しました。
株式会社ルーヴィス
古い建物を活用し、既存のいい部分は活かしながら「懐かしい新しさ」に変化させるリノベーションを行っています。
toolboxでも初期からお世話になっている施工パートナーです。
※お住まいになりながらの改修工事はお受けできません。