部屋に入ってパッと目に入る窓周り。
エアコンやサッシなど元から要素が多いものの、そこをまとめて印象残る雰囲気にするには壁面を模様変えすること、と確信があったそう。
ショールームで実物を見て選んでいただいたのが『ウッドウォールパネル』杢目がおおらかなニレ材、W610×H2430mmのパネル状になっていて継ぎ目なくすっと伸びた幅違いの厚さ4mmの板です。
壁がパァッと華やぎます。
そんな自然の表情を、窓周りと、あとキッチンカウンターの腰壁にも。
カウンターの高さをそのまま腰高でパネルを回し、白壁が分節されています。キッチン自体を家具のように見せたい思惑だったそう。大成功ですね。
こちらのお客様、家づくりは今回で3回目。今までの2回はデザインされている住宅を購入されてきたので、それはもちろん満足のいく空間だったそう。
ところが今回出会ったのは、いい意味でデザインに主張のない建売住宅。ここに自分で手を加えたい。まるでこのシンプルなキャンバスに、自分で色を塗っていく感覚。今までの人生における家づくり経験で、実は一番楽しかったとお話いただきました。
ご家族で共通する家づくりのテーマは「癒し」。身近に自然を感じながら、家族が集まる癒しの空間。
木目を基調として、生き物がモチーフの小物やご家族の写真が飾られています。少しずつ場所が移動したり増えたりすることで、空間自体も育っていきます。
住みながら少しずつ手を加えていく、大きなキャンバスのような次なる家を探すべくライフプランニングされているそうですよ。
(豊田)
パネル施工:株式会社 高須工房