絵手紙のようなメールをいただいたのでおすそわけです。

ショールームへ初めていらしてから足掛け2年ほどが経ったでしょうか。(いつもお仕事の合間にってのは内緒で〜!)

お仕事場所とは別に選んだのが、兵庫県は六甲、山中に静かに建つヴィンテージマンション。

場所だけに格安だったそう、その分内装をしっかり自分好みに。

壁一面「チャイナブリック 満州レッド(古材)」の穏やかな赤みに、キッチンはソフトな印象の「ホワイトミニマルキッチン」。ガツんとブラック系の設備を合わせる方も多い印象ですが、これはお客様らしいジェントルマンな組み合わせだなぁと思いました。

床材には「ソリッドオークフローリング オーク120/無塗装」を施工してもらい、しっかり悩んで選びぬいた「ワトコオイル エボニー」をご自身で塗装いただきました。貼りたてホヤホヤなのに、既に順調に時を経てきたかのような風合い。

リビングドアや洗面扉といった建具も無塗装でご提供できる「木製パインドア」に同じくワトコオイルを。特にルーバードアは羽根部分のこまかい塗装に苦労されたそうです。

妄想から始まり、ショールームで期待感が高まり、でも途中で人生の岐路が訪れたり、、落ち着いた頃にまた妄想再開、ついに構想へ……と完成に向けて走り抜けるお客様。

お付き合いが長いだけに……、ひとまずお疲れ様でした。なんとメール文末には

「六甲山も今は緑がきれいなシーズンでした。部屋に、今後も順次手を加えていくつもりです~。ではまた。」

と次回予告も。あんさんも好きやねぇほんま。

(豊田)

  • 写真の「フラットレンジフード 壁付け型 W600 ホワイト」は仕様変更前のもので、現在販売しているものとは仕様が異なります。(仕様変更前:全艶塗装 → 仕様変更後:2分艶塗装)

関連する事例記事

ディテールにこだわりシンプルに美しく魅せる、小さな新築戸建て
ディテールにこだわりシンプルに美しく魅せる、小さな新築戸建て
10坪の敷地に、建坪は6.5坪、床面積は11坪という小さな新築戸建ての事例。数字から伝わるイメージとは裏腹に、扉を開けた先には小さなこだわりが光る開放的な空間が広がっていました。
アーチが包み込むアンティーク空間
アーチが包み込むアンティーク空間
アンティークな雰囲気がお好きなお施主さまのために計画された、クラシカルな要素を散りばめた中古マンションのリノベーション事例をご紹介します。
昔から今へとつながる「古民家×ミッドセンチュリー」な長屋
昔から今へとつながる「古民家×ミッドセンチュリー」な長屋
型にはまった新築の購入になかなか決心がつかなかったというお施主様。タイミングよくお祖父様が住んでいた築年不詳の昔ながらの長屋を引き継ぐことに。 「古民家×ミッドセンチュリー」というテーマを掲げ、長屋特有のつくりを活かした戸建てリノベの紹介です。
コンクリートの箱に木軸が交差する、「和」のある空間
コンクリートの箱に木軸が交差する、「和」のある空間
「和」というのは、「日本らしい」というイメージもありますが人々が、まるくおさまり、なごやかな状態のことも「和」といいます。今回ご紹介するのは、どちらの意味も感じられるそんなマンションリノベーション事例です。